ウマイと思う

新商品発表会、孫さんのトークはなかなか上手だ。
孫さん発言もすっかり信用は失って話半分に聞くのが当たり前なのだが、孫さんは予め4倍に増幅して聞かせる。

それが出来るのも孫さんだからこそだと思う。
ドコモのサラリーマン社長とはちょっとこの辺りが違っていて、確かにドコモは誠実ではあるが面白くはない。
ドコモには是非プレゼンター養成を行っていただき、プロに仕上げていただきたいと思う。
各展示会や発表会などで活躍する場も年々増えているだろうし、社長や役員にプレゼンをやらせるのはコストの無駄である。

孫さんは話がデカいだけではなく、端末に関して結構勉強している。
LAN設定に30分もかかるオッサンが携帯電話の機能を把握するためにどれだけの苦労をしているかを想像すると涙が出てくる。
各モデルの特徴を把握し、利用シーンを想定し、しかし自社の弱いところを連想させるような方向はがっちりガードし、しかも聞かせる話をする。
これがフツーの人に出来ないのはドコモの発表会を見ても明らかだろう。

商品やサービス企画力に優れるドコモも発表会での雰囲気作りはSBMに負けている。
孫さんトークで引っ張りまくるSBMも商品開発力や技術力に見るものはない。
なかなかうまく行かないものだ。

これまでならauの発表会にぶつけてきたSBMだが今回はそのターゲットをドコモとした。
お下がりモデルばかりなので先に発表したかったのだろうが、各IT系メディアも一般メディアもドコモに焦点を当てた報道が目だった。
唯一SBMが話題になっていたのが白犬だった訳で、もしもワンが登場しなかったらどう報道されたのだろうか。