- 2009年5月20日 11:02
ケータイが売れない中にあって各社とも色々大変である。
ドコモはStyleシリーズがよく売れているそうで、ハイエンドのPrimeよりも販売台数が多くなっている。
Styleシリーズは従来の7xxと9xxの中間より9xxに寄った感じの機能実装度だろうか。
Primeよりも軽く薄くスタイリッシュにと言う感じながらもある程度の機能充実度を保っている。
今回の夏モデルで注目すべき点はシャープの姿勢だと思う。
さすがに販売量が違うから当たり前の話なのだが、従来はSBM寄りな商品開発と供給を行ってきた同社が方向転換した感がある。
そもそもシャープとSBMのつながりはvodafoneの前のJ-PHONE時代に遡る。
当時ドコモはアナログケータイや公社時代からのつき合いのあるメーカの端末を買っていたが、そこにシャープやソニーが参入した。
が、新参組には情報伝達が遅いわけで、機能や安定性や電池の持ちなどで新参組はなかなか力を発揮できなかった。
そんな中でシャープはカメラ機能付きケータイをドコモに提案するも無視された。
ドコモはその後、ケータイにカメラは要らないと(実はその後もケータイにGPSは要らないとも)言っている。
勿論世の中がカメラ付き、GPS付きに流れてドコモもこれに乗ったのは言うまでもない。
そんなシャープの企画を買ってくれたのがJ-PHONEであり、ヒット商品になった。
これによってシャープのケータイは世に認められることになり、ドコモへの提案力も違ってきたと言われる。
このシャープの恩義によってvodafoneやSBMとの関係が築かれていたわけだ。
しかし今回はどうだろう。
ドコモ向けは10M画素CCD搭載モデルが2機種であるのに対してSBM向けは1機種。
しかもSBM向けにはステレオスピーカも光タッチクルーザも非搭載である。
確かに納入価格/納入条件的にSBM向けは厳しい訳だが、従来のシャープならSBMが一番だったと思う。
それが今回は逆にドコモに良い方を持っていった。
従来はシャープの最高機種はSBMからみたいな感じが強かったのだが、さすがにSBMではハイエンドが売れないのでどうしようもないのだろう。
それでも高く買ってくれればいいと思うのだがSBMには金がない。
その一方でiPhoneサイコーとやっているわけだからシャープにしたって面白くはないはずだ。
結果としてドコモのお下がりというか、ドコモ向けから少し機能を省きましたみたいなコストダウン版になっているのだと思う。
今後のシャープは、ハイエンドはドコモから、ローエンドはSBMからみたいな流れになるのかも知れない。
コメント投稿には JavaScript が必要です。ブラウザのJavaScript 機能を有効にしてください。
サインインしなくてもコメントの投稿は出来ます。
サインインしている場合はお名前などを入力せずに、そのまま投稿できます。
登録は簡単&それによって何かが起きるわけではないのでお気軽にどうぞ。
登録ページ書き込み→確認メール送信→確認メールのURLクリックで承認、の手順です。
確認メールに書かれたURLにアクセスしないと登録は完了せず、正しいログイン状態に移行できません。
コメント投稿完了までには少し時間がかかります。
二重投稿にご注意下さい。