- 2009年5月29日 11:36
昨日も書いたが、文春の記事に関しては「何を今更分かり切ったことを記事にしているのか」としたblogなどが多かった。
寝かせや倉庫契約が多いことは周知の事実であり、不正契約分が解約されていないっぽい疑惑などを含めれば実質純増数は半減ではないかと思う。
この記事の効力は記事の内容を伝える点ではなく、これまで囁かれてきた様々な疑惑や悪事が再度掘り返されたところにあるのかも知れない。
ヤフー株を金に換えてみたり株を担保に金を借りるなど、何とかして現金を作ろうとする努力が改めて表に出た感じだ。
もっとも自分の持っているものを(迂回させたり色々なテクニックは使うが)金にしているだけなので、それはまあ自由と言えば自由だ。
前の記事でも書いたが騙されるアナリストは騙されていればいい。
ではSBMはどこかに売られていくのかというと、それは現状では難しい。
何せ借金のカタになっているのだから、抵当権がぎっしぎしの住宅のようなものである。
そこで早期に借金を返済する、収穫モードが発令されたのではないか。
第1弾は沖縄で始まった月月割りの適用範囲縮小。
これは実質980円以上の値上げ効果があるからお得だ。
これまで孫さんは「割賦代金をプラスすると他社のARPUと余り変わらない」などと言っていた。
つまり、俺は身長が低いがシークレットブーツを履いているからみんなと同じなんだぜと。
しかし実際には通信量によるホンモノのARPUも、更にシークレットブーツだった割賦代金も低下した。
そこで月月割りを減らして実質収入を上げようと言うことなのだろう。
これによって、端末を売って儲けるビジネスモデルが復活することにはなるのだが、ハイエンドなど売れない事業者なので効果は限定的か。
第2弾としては申し込んでもいないサービスに通信しようとして失敗した分のパケット代課金だ。
息をするだけで税金を取られるという日本国同様に、持っているだけ(S!契約は必要)で何もしなくてもパケット代を取られるというスペシャルサービスが漏れなく付いてくる。
これは分かった人は解除が出来るが老人や子供には無理だろう。
弱いものから金を取る。
取りやすいところから取るのは税金と一緒だ。
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