携帯電話基地局数

auとSBMの基地局数の差が、総基地局数の1%程度にまで縮小した。
SBMも一時期の基地局増加数低迷期よりは多少増えていて、これはおそらく混雑地域での通話品質悪化や通信速度低下が無視できなくなったのだろう。

パフォーマンス改善や将来に向けて（と、そもそもは800MHz帯再編用として）基地局数を増やすauを前にしては、孫さんが毎度言っている800MHzならば投資コストがかからない論は説得力を失った。
ドコモも800MHz帯局を増やしているが、これも再編睨みで800MHz帯へのトラフィック分散を推進していると考えられる。

各社免許申請を行った1.5GHz帯の割り当てとそのエリア展開も気になるところだ。
一応LTE狙いではあるのだが、それ専用とな規定されていない。
SBMを除く各社は既に3.5Gかそれ相当で全国展開を行っている訳だが、SBMのみはHSDPAエリアが一部地域に限られている。
全国（と言ってもドコモやauよりずっとエリアは狭い）の一部がハイスピードエリアで、その中のほんの一部でLTE展開という事だろうか。
だったら、それこそフェムトセルで良いわけで帯域の拡張は不要だと思う。
例え1.5GHz帯が割り当てられたところで端末の平均買換サイクルが3年以上では話にならないだろう。