- 2009年6月 8日 14:36
EMは国内で初めてHSPA+でのサービスを開始する。
最大通信速度は21Mbpsで、これはHSDPAの14Mbpsを多値変調化したものだ。
HSPA+もMIMOが使えるように規格化されており、2×2MIMOで28Mbpsとなっている。
他にもより多くのコード（多くのBSからの信号）を使うなどしての高速化が検討されているが、当然の事ながらネットワークが混んでいてはパフォーマンスは出ない。
最近混雑が激しいと言われているEMネットワークだけに、実効速度がどの程度になるのかは気になるところだ。
なおHSDPAの16QAMからHSPA+の64QAM化によって、これは純粋に周波数利用効率のアップとなる。
W-CDMAではQPSKが、HSDPAでQPSK/16QAMが、そしてHSPA+では64QAMが使われることになり、周波数利用効率は3倍になった。
多値変調はバックオフ電力が必要になるのでPAなどに余裕がなければ設備の入れ替えとなる。
或いは最大送信電力を下げれば（マイクロセル化すれば）使えるわけだが、EMの設備は比較的新しいものが多いので対応できたのだろう。
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