各社の無線LANアクセス

ドコモのホームUをはじめとして、auはWi-Fi WINを、SBMはケータイ無線LANを提供するとしている。
価格はドコモが490円、SBMもあわててドコモを真似して490円に値下げ、auは525円だ。

サービスの内容はドコモとそれ以外では違いがある。

ドコモは490円で050番号のIP電話が使えるようになる。
ホームUを契約しない場合はiモード網に入ることは出来ず、フルブラウザを普通に使うのみとなる。
ホームUはフレッツのマルチセッションを利用してmoperaにVPNを張る。
従って公衆無線LANではiモード網へ入ることは出来ない。

auは月額525円でezweb網への接続が可能になる。
接続はインターネットからezwebへのゲートウエイがあるようで、もしかすると公衆無線LANなどからも公式サイトにアクセスできるのかも知れない。
Wi-Fi WINを契約しない場合はezweb網へ入れないだけなのか？或いは無線LANそのものへの接続が出来なくなるのかはよく分からない。

SBMは価格こそドコモの真似をしたがIP電話は使えない。
この点だけを見るとお得意の劣化コピーだと言えるのだが、インターネットにGWを設ける方式だとすると公衆無線LANからも公式サイトに行ける道が出来る。
というかYBBにマルチセッションが張れるならドコモ方式を採用できただろうが、そうでなければKDDI方式にせざるを得ない。
おそらくケータイ無線LANを契約しない場合はドコモ同様(というかiPhone同様というか)ヤフーケータイには入れなくなるのではないかと思う。

以前にも書いたのだが無線LANによって事業者は無線区間のトラフィックを減らすことが出来る。
従ってこれはタダかそれに近い料金でも良いと思う。
例えばドコモの場合、データ接続のみならば月額105円でIP電話を使いたければ追加で385円みたいな感じで。

ドコモの場合は全国どこでも7.2Mbpsなので、確かに無線LAN接続の方が速いが速度が10倍も違うわけではない。
SBMは10倍どころか100倍くらい違う場所もありそうなので無線LAN自体の付加価値が違ってくるかも知れない。
いやいやいやそうではないな、無線LANの価値は同じでSBMの3Gネットワークの価値が低いんだ。
つまりSBMとドコモでパケット定額料金が同一と言うところがおかしいと思う。