一生言い続けるのかな

孫さんの「800MHz帯がないから出来ない」言い訳は一生続くのだろうか。
おそらく設備投資の凍結が解除されるまではこの言い訳を通すのではないかと思う。
孫さんの言う[800MHz帯]を[カネ]と言い換えれば納得できたりして。

株主総会では次世代に関しても多少触れられたが、当初は本当の意味での次世代が対象だった新バンドの割り当てがEMとSBMの強い反対のためにHSPA+でも良いよと言うことになった経緯がある。
1.5GHz帯の割り当てが行われたとしてもSBMはそうそう整備は出来ないだろう。
何しろ相当なコストがかかることだけに借金体質からの脱却を急ぐソフトバンクにとっては負担だ。
株主総会では1.9兆円の借金云々と言っていたようだが、総借金額は2.5兆円くらいあったのではないあったかな。
しかもものすごい高金利で金を借りているわけで、というか高い金利を払わなければ金を貸して貰えないわけで、金利を払うためには設備投資圧縮もやむなしか。

iPhoneは相変わらずの絶賛状態で、しかし使いこなすまでに3週間かかったというのが孫さんらしい。
iPhoneな人たちは共通して「素晴らしい」を連発するのだが、何が素晴らしいのかが見えてこない。
例えば昨日も書いたとおり、録音が出来て素晴らしいとか動画が撮れて素晴らしいとか、コピペが出来て素晴らしいとか書かれているのだけれど、それって特段素晴らしいことですか？というのが私の疑問だ。
もちろんタッチUIは優れていると思う。
しかし日本語入力が優れているとは思えない。

私はCLSに乗っているが、これを手放しで褒めて他人に勧めようとは思わない。
拘らない人だったら国産車の方が余程信頼性が高くてコストパフォーマンスが良いからだ。
欲しい人は他人の意見など聞かずに買うだろうし、もしかしたらAMGに狙いを定めるかも知れない。

N-06Aにしても同じで、私は使ってはいるが他人に押しつけはしない。
F-09Aの方が良いんじゃないですか、みたいな感じで。
だってあれ、暗いところで見るとね、キーの周りのバックライトが綺麗なわけですよ。

そんな感じな私なのでiPhone絶賛派の絶賛具合がよく解らないのである。
たぶんこういうと「自分で使ってみれば30分で良さが分かるよ」なんて言われたりして。
いやいや孫さんは使うまでに3週間かかるって言ってるんですけど。

使ってみると良さが分かる、どこが良いとは説明できないが全体的に良くできているものは確かにある。
軽く足にフィットする靴のような、どこと言って取り柄はないが結構良いですよと言うもの。
そんな味付けを工業製品に行ったのがiPhoneだと言うのか。
え？使ってみろって？タダだからって？

うーん、微妙だなぁ。
確かに使ってみたい気持ちもあるのだが、3週間も絶たないうちに飽きてしまって机の上に放置されるのが関の山かもなんて。
携帯電話にしても携帯電話として使う、メールを見たりWebアクセスもするが頻度は低い。
結局は充電台の上に乗っかっているかシャツのポケットに収まっている、赤ちゃんカンガルー状態なのだ。

iPhoneに出来てN-06Aに出来ないことはあるのだろうか。
Appleもゲーム性能を云々言い始めているが、これは何年か前に夏野氏がFOMAでゲームをと言っていた頃と同じだ。
ゲーム機と考えるに携帯電話は高価だし、だったらPSPやDSiの方が余程気が効いている。
アプリアプリと言うけれど、ITmediaなどで紹介されるものは新鮮味があるわけでもなくジョークアプリが有料か、みたいな。
少なくとも通話に関しては使いやすいとは言えないだろうし、やはり魅力が分からない。

iPhoneはOSアップデートで延命できたとエディタは書く。
日本のケータイにはない機能拡張が出来るからiPhoneはエコなのだと。
しかしそんなご自身はiPhone3GSを入手したくて仕方がない。
最良のiPhoneは最新のiPhoneであり、旧型iPhoneでは速度的に気に入らないよねという話になる。
WindowsXP時代にはそこそこ使えていたPCにVistaを入れたら、動くことは動くけれど…　みたいな話だろう。
法林さんも「従来のiPhone 3Gが快適だったのはiPhone OS 2.X時代で、先週、公開されたiPhone OS 3.0をインストールすると、一部で動作がやや重たく感じられるケースに出会うことがある。」
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/mobile_catchup/45928.html

昨日までは絶賛されていた旧iPhone3Gも、今日はiPhone3GSとの比較の対象にされている。
ほとんど触れられなかった全域ピンぼけみたいなカメラも、iPhone3GSとの比較用に引っ張り出されて醜体をさらす。
そして今度はiPhone3GSのカメラはAFが付いて素晴らしい、多くの機能はないが基本機能がシッカリしていてとても良いとなる。
が、実際に画質を見ると5年前の国産ケータイの画質かららくらくホン並の画質になったに過ぎない。
しかもノイズは多く輪郭は甘い。

iPhone3GSを褒めるためにiPhone3Gの日本語入力の遅さも引っ張り出されていた。
あれれ？今までは慣れれば快適な日本語入力が売りではなかったっけ？
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0906/24/news103.html