- 2009年7月 3日 12:08
iPhone向けのSkype1.1がリリースされた。
SkypeってSBMネットワークでも使えるのかな。
というか、使えたとしてもSBMネットワークは遅延がものすごく大きいから通話品質は悪いだろう。
世界最大級のネットワークは一体どうしたのかな。
pingで2秒(20mSでも200mSでもなく2,000mS)なんて事もあるのだから、こうなると通話は無理だ。
Skypeの必要帯域は測ったことがないが、普通のSIP(N-06AのIP電話など)だと128kbps程度の帯域を食う。
移動体通信機にVoIPを乗せるのに問題となるのがこの帯域で、何で素のADPSM(32Kbps)より帯域を食うんだよみたいな話になる。
もっともADPCMで音声伝送する場合には、それなりに誤り率が低く伝送ロスのない環境が必要だがVoIPならば多少回線品質が悪くても音になるように工夫はされている。
ここで議論になるのは細くても綺麗なパイプを作るのか、太いが雑なパイプで良いのか。
Wi-Fi的な考えの延長上にありデータ伝送を主目的としたWiMAXと、PHSのプロトコルを乗せて音声通話も視野に入れたXGPの違いとでも言えばいいだろうか。
まあXGPに関しては綺麗で太いパイプを目指してはいるのだが…
日本での移動体商用IP通話サービスの走りは年内で消え去るプッシュ・トークだろう。
シンプレックスではあったし遅延や品質面で問題がなかったかと言えばウソになるが、月額千円で使い放題な通話サービスだった。
私はこれを少し使ったこともあったが、その後SBMのホワイトプランに乗り換えた。
何しろホワイトプランならばデュープレクス通話が準定額なのだ。
プッシュ・トークに千円払うなら、SBMに980円払った方が良いに決まっている。
と、思っていた。
しかし実際に使い始めてみると屋内圏外の多さ、プッシュ・トークに勝るほど通話品質が悪いなど呆れさせてくれた。
特に通話品質の悪さは印象的で、それまではドコモを使っていた訳なので事業者による差はこんなに大きいのかと思った。
ドコモでも電界が弱ければ無音になるなどするのだが、SBMの場合は常に品質が悪い。
移動していなくてもプチプチノイズが入ったりする。
そんな状態でTV電話を使ってみると、ブロックノイズだらけで何が映っているのだか分からない。
ドコモでも通話に支障はなくてもTV電話の画像品質は乱れることがあるが、そんな時限の話ではないのである。
もっともTV電話なんてまず使わないからどうでも良いと言えばどうでも良くて、私にしても単に実験してみただけだから。
auのTV電話は搭載機種が未だあるのだろうか。
アレはIPベースのデュプレクス通話でしかも動画付きという、プッシュ・トークよりずっと難しい事をやっている。
使ったことがないので画質などは分からないが、やはりTV電話だから流行らないかな。
ドコモはアバターを表示させるなどして未化粧状態の顔を映さなくても済むとか何とかやっていたが、だったらTV電話でなくても良いわけだ。
- Newer: Wireshark
- Older: ベンツがトヨタ製になる日
コメント投稿には JavaScript が必要です。ブラウザのJavaScript 機能を有効にしてください。
サインインしなくてもコメントの投稿は出来ます。
サインインしている場合はお名前などを入力せずに、そのまま投稿できます。
登録は簡単&それによって何かが起きるわけではないのでお気軽にどうぞ。
登録ページ書き込み→確認メール送信→確認メールのURLクリックで承認、の手順です。
確認メールに書かれたURLにアクセスしないと登録は完了せず、正しいログイン状態に移行できません。
コメント投稿完了までには少し時間がかかります。
二重投稿にご注意下さい。