- 2009年7月 8日 10:46
以前このページでちらっと書いたことがあったが、個人宅にも設置が可能なフェムトセルが発表された。
といってもSBMのものではなくドコモのものだ。
このフェムトセルにはSONに近いような実装もされており、勝手に設置してもデメリットが生じないような対策がされる。
SBMのホームアンテナばらまきがネットワークに深刻な被害を生じさせてしまったことは周知の事実だが、フェムトセルも誤った設置を行えば同様なことが起きる。
周波数帯に余裕があればフェムトセル用バンドを、UQの屋内中継バンドのように設ける事が可能だがドコモにそんな余裕はないし周波数利用効率の低下が著しい。
そこで様々な技術を導入してこの辺りのデメリットを最小に抑える仕組みを作ったと言うことか。
ちなみにコイツの内部には○社製のデバイスが使用されていて、それ関連で少しだけ情報を知っていたというわけだ。
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20090707_300470.html
フェムトセルで14.4Mbpsがサポートされるので、移動機の方も14.4Mbps対応を謳えるかも知れない。
遅延や品質維持のためにmopera.net(かな)への接続が必須になる模様だ。
従ってマルチセッションの張れるフレッツ網などが接続の対象になる。
ドコモのことだから無料でサービスと言うことは考えにくく、IP電話がない分だけホームUよりは安いと思うが有料なのだろう。
ホームUも同じなのだが、公衆基地局のトラフィックを少なくできるのだから無料でも良いと思う。
SBMでは大問題になっていたファムとセルと公衆基地局間のハンドオーバ問題も、これも以前に指摘したことがあったが適切な制御を行えば回避できる。
しかしそれには制御側の能力に余裕が必要であり、既存の設備のままで何かをしようとするのは難しいかも知れない。
そこでSBMは端末側でこれを回避しようと考えた。
すなわち、無線LAN搭載機と同じように「フェムトセル優先」みたいなスイッチ(設定)を付けるわけだ。
ドコモの現行フェムトセルは端末側に多くを要求しない。
基地局制御側で全てを管理しているためで、おそらく今週から配るというフェムトセルも同様の制御下に置かれることだろう。
SBMは技術がないことを自慢していたが、つまり技術がないとは他社に出来ることも自社では出来ないと言うことなのだ。
いや、技術が無くてもカネが沢山あればドコモからそれを買うことだって出来たかも知れない。
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