- 2009年7月 8日 12:06
孫さんは、iPhoneを買うほとんどの人は他社のユーザだと語っていた。
それほどiPhoneは求心力が強いのだぞと言いたかったのだろうが、実際はどうだろうか。
MNPの結果だけでこれを見ることは出来ない。
何故ならば2台目需要があるからだ。
iPhoneはPDAとしては素敵でも携帯電話じゃないよなと思う層も多い。
すると2台目としてiPhoneを入手することになるが、これだと元の契約が消失しないし番号も継続されない。
6月のSBMの純増数は約11万なのだが、IP接続サービス加入者増数は約3万でしかない。
もしもiPhone購入者のほとんどが新規契約だとしたら、この1ヶ月でiPhoneは3万台しか売れていないことになる。
では残りの8万は何かと言えば、それはスリープでしょうとは言い切れないが怪しすぎる。
企業向けに抱き合わせデータ端末を売ったという話もある。
これはEM/SBM双方にプラスになると言う、2in1も顔負けの水増し契約だ。
実際にiPhone3GからiPhone3GSに買い換えた人も多いはずで、ほとんどが他社ユーザだというのは話半分というか話-20dBみたいなところだ。
ではiPhone投げ売りは一体どこに行ったのか。
いくらタダだからと言って普通の携帯電話からiPhone一本に機種変更するというのも考えにくいが、でもそうなのかも知れない。
これだと既存加入者がマイナス1でiPhoneによるS!がプラス1なので変化はなくて当然だ。
違約金を払って解約したとしても、投げ売りiPhoneを買ってきてオークションに出せば儲かる試算は以前にしたが、その手の解約もあっただろう。
この投げ売りの大量獲得もSBMならば例の方法を使えば可能になるので、暇のある人は儲けられたと思う。
おそらく旧型iPhoneと新型合わせて数万台規模の売れ行きだったのではないだろうか。
それでも6月にカウントされたのは数日なのでよく頑張ったと言っていいと思うが、孫さんが自慢するほどは売れていなかったと言うことになる。
純増数とIP契約数の乖離はドコモも大きい。
その割合はSBMよりは小さいが絶対値としては無視できない大きさである。
2in1が増えればIP契約数と純増数は離れるが、2in1は減っているのでこのためではない。
モジュールもたいして増えていないとなると、ドコモもスリープ作戦開始か。
いや、もしかしてタダで配りまくったジジババケータイがiモード契約をしていないとか。
movaからの移行でスペシャルな大放出を行った訳で、販売ランキングでもジジババケータイが上位に食い込んでいた。
あとはMVNOとしてWILLCOMが貢献してくれたPC接続サービスはIP契約不要になるし、日本通信やそこから回線卸しを受けるマーケットが拡大している説もある。
また一部の話では企業向けにT-01Aを撒いたと言う話もあるし、まあこの辺りはなんだか分からない。
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