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7.2Mbps


  • Posted by: F&F
  • 2009年7月 9日 10:33

祝7.2Mbpsサービス開始と言うことで、SBMもやっとHSDPAカテゴリ変更を行ったようだ。
しかし対象端末はiPhoneだけの模様で一般端末はこの接続が許されていないように思える。

3.6Mbpsから7.2Mbpsに変更するのは難しい話ではない。
HSPA+にするなどに比較すれば楽なものだ。
もちろん14.4Mbpsにすることだってコード数を変えるだけなので難しくはない。
では何故なかなか対応できなかったのか。
それはおそらく無線系も地上系もネットワークキャパシティが不足していたからだろう。

同じ帯域で高速サービスをい行えばセル内の許容加入者数は減少する。
帯域に余裕があるならまだしも、そうでないと何をやっているのだか分からなくなる。
線を太くすれば(高速伝送させれば)利用パケット数は増えてパケット定額が威力を発揮する(定額加入者が増える)訳だが、その代償としてトラフィック増大を許容しなければならない。
SBM的にはこのトラフィック増大がいやで仕方がなかったのだろう。
無線系もそうだが、地上系もギリギリなのだと思う。

基地局自体はSDRに近い構造だと思われるので対応ファームを買ってくれば済むことだ。
もちろんこれにはカネがかかるので、SBM的には回避したかっただろうが仕方がない。
この仕方なさの部分、もしかしたらApple側から「ちゃんと7.2Mbpsでサービスできるんだろうね?」なんて釘を刺されたからかも。
そうでなければ一般携帯電話端末も7.2Mbps接続させて良いような気がする。
毎日何百回も計測をくり返して平均速度上昇を目論む方も、7.2Mbps接続が可能になれば楽だろう。
例えそのエリアが狭くても、そこを狙って毎日出掛けていけば良いし、たぶんそうすると思う。

SBMはダウンロード速度での計測なのでドコモのiアプリ計測より有利なはずだ。
というかiアプリの通信仕様がもはや古めかしい感じがする。
mobile2pcにしてもiRemoteにしても、UDPでどんどんパケットを流すとかhttp以外のプロトコルが自由に使えればどんなに良いか。
この辺りは従来のiモードブラウザと同じく旧態化している訳だ。
実際ダウンロード速度で測ると4Mbps〜6Mbps出るのに、iアプリを経由すると3Mbpsに落ちる。

ブラウザにしても、iモードのネゴ時間が長いので軽快さに欠ける点は過去にも書いたとおりだ。
新iモードブラウザになって一部並列読み込みが可能になりそれでもマシにはなったが、とにかくオーバヘッドが大きい。
iモードブラウザやフルブラウザから速度計測するとたいした数値にならないが、これがブラウザでの実使用におけるパフォーマンスそのものだと言っても良い。
無線LAN接続してブラウザ利用が軽快になるのは、無線LANは接続手順が単純だからだ。
まあこの点はドコモも認めていて、LTEで変えますからとは言っている。

   

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