月月割り改悪

SBMは「将来的なサービス品質の向上」の為だとしている。
つまり、今すぐエリアを増やすとか、今すぐHSDPA化を推進する訳ではないと釘を刺しているわけだ。

この改悪によって純増数の低下を危惧する方もいるとは思うが、私はそう大きなインパクトはないような気がする。
というのも、今やスパボ一括月額8円ケータイですよと声を張り上げて店員が叫んだところで余り客は寄ってきていない。
それに今までの販売方法によってSBMは安い/安っぽいイメージが十分に浸透したと思う。
何しろiPhoneにしても先月末などはスパボ一括100円とか、私にしても4,800円で買えたのだから充分安い。

月月割りが基本料金部分に作用しなくなるのは、余り考えず調べず聞かずに買った人たちだ。
企業の成長とは消費者の犠牲の上に成り立っていると、おそらく孫さんは思っているはずだ。
営利企業たるもの儲けなければならない。
ボランティアで活動しているわけではないのである。

そもそもが端末ほぼタダ、月額利用料タダなんてとても正常な商売とは思えない。
一体いくらインセンを出せばいいんだという感じで、端末に3万円、2年分の月月割りで2万円、合計5万円も積み上げておいて2年経ったらハイさようならでは悲しい。
しかも契約中は思う存分使いまくりで、帯域を圧迫もすれば基地局の電力も消費する。

そんなインセンばらまきを少し控えますねと言うのが今回の改悪だろう。
これによってARPU低下は多少抑えられるかも知れない。
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20090717_303192.html

8円維持が不可能になると、寝かせじゃなくてスリープが行いにくくなる。
しかし噂によればスリープ用のスパボ一括だと月月割りの対象は基本料金にも及ぶのだという。
なるほど、それなら今までどおりの純増数確保が出来ることになる。