負の遺産

横浜市の水道料金に含まれるダム代に関しては過去にも書いたが、川崎市も同じなのだそうだ。
いくら節水しようとも、ダム代は毎年必ず取られるので水道使用量が下ればその分値上げをしないとつじつまが合わなくなる。

そもそも不要なダムを建設するのでその水を買い取らなければならなくなり、自治体に負担が起きる。
しかしダム建設は大きな利権が絡むので国も地方もそれを推進したい。
結局そのしわ寄せが住民に来るというのは何事も同じなのだ。

私のしごと館、あの悪名高き税金の無駄遣いの館のほかにも同じような無駄が全国各地にちりばめられている。
それなかりか、国がやった無駄使いを地方がまねして同じ事を行う。
以前に書いた記念館ビジネスもそれと同じで、普賢岳だろうが阪神震災だろうが箱物商売にしてしまう。

民主政権になったとして、今後の無駄遣いは抑制されるかもしれない。
しかしすでに多額の借金で作ってしまった負の遺産はどうするのか。
要りもしないダム代のために水道料金が値上げされるのを何とか出来るとでも言うのか。