- 2009年8月11日 11:01
7月度の契約者純増数ではドコモがトップとなったが、IP契約者数は少なかった。
この理由はMNOが頑張ってくれたこともあるだろうし、T-01AやHT-03A及びデータカードなどが売れた面があるかも知れない。
また、らくらくホンのiモード加入率が高くないのではないかと思うのだが反対論もある。
このあたりはデータがないので何とも言えないのだが、私がそう思ったのはドコモショップで聞いた話が元になっている。
らくらくホンを除けばIP契約、すなわちiモード契約を含む新規加入者数は少なくともドコモにとっては飽和していると言えそうだ。
今後ドコモの魅力が多少でも上がれば純粋なる音声移動機ユーザも増えるとは思うのだが、それにはドコモが変わる必要がある。
ドコモはIP契約率が3事業者で最も高いのだが、これはPDCの5xxシリーズがIP契約必須な時期があったためだと思う。
当時20xシリーズはiモード契約が必須ではなかったのだが50xはiモード契約を断れないと聞いたことがある。
ちなみにその後iモード契約を行わなくても良くなったが、iモード契約必須じゃ公取委に怒られるだろう。
IP契約数が少ないのはSBMも同様だ。
SBMが言うところによるとiPhoneは全体の2〜3割は売れているそうで、S!ベーシック必須なiPhoneなのだからIPサービス契約率を押し上げる効果はあるはずだ。
しかし全体におけるIPサービス契約率が降下しているのは、なんだかんだと言ってもトランシーバユースでIPサービスを使わない契約が多数を占めている事を示している。
と言うか、2〜3割しか売れていないのならIP契約数には寄与しないか。
あるいはiPhone販売台数は思ったほどではないと言うことかも知れない。
確かに2モデル4バリエーション累計100万台は頑張った方だとは思うが、それは売れた台数ではなくインセンをがっぽり付けて売ってしまった台数なのだ。
もう一つ、2G(PDC)の中にはIP契約必須なものがあるらしく、これが3Gに移行するときにIP契約を外す(あまりに使い勝手が悪いから?まさかPDCよりはマシだと思うけど)例があるとする人もいる。
いずれにしてもインターネットマシン構想(iPhone構想?)を推進するならばIP契約は必須であり、SBMの思った通りに物事が進んでいないような気がする。
SBMは定額制加入率は5割程度だと言っていた。
が、IP契約加入率が8割以下しかないので、それを考慮すると定額制加入率はかなり上がってくる。
それともIPサービス契約者の中の5割と言っているのか?
そうすると今度はARPUとの整合性がとれなくなってくる。
IP契約者数の推移などは↓のページがわかりやすい。
http://d.hatena.ne.jp/aquila2664/20090809
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