iPhone一括

金曜日に横浜ヨドバシに行ったのだが、iPhoneのスパボ一括は平日だというのに行われていた。
お盆休みだから休日モードなのかな？なんて思ったのだが、この価格が標準価格になっていたりして。

店員さんはiPhoneが大特価ですよ〜と声を張り上げていたが、そのコーナに立ち寄る人は居なかった。
価格は16GB版が9,800円で8GB版が4,800円と、特別安いわけでもない。
もはやこの価格ではiPhone3Gは売れなくなってしまったのだろう。

最高のiPhoneを望む人はiPhone3GSを買い、安いなら試してみるかと思う層には既に行き渡ったのかも知れない。
日本のケータイは発売後少しすると値崩れが起き、半年経つと在庫が投げ売られはじめる。
それはモデルサイクルが半年程度と短いためで、モデルチェンジを繰り返しながら発展したのは自動車業界と同じだ。
自動車にしても従来は2年ごとのマイナーチェンジ、4年ごとのフルチェンジがサイクルだった。
これは車検の時期に合わせてと言う事もあるとは思う。
その後車検は3年になり、景気低迷などもあって国産車のモデルサイクルも変わってきたと言える。

携帯電話の世界も年々新技術や新サービスが出現する過渡期とも言える中で、メーカや事業者は新機能を盛り込んだ新機種を出して魅力を維持してきた。
旧vodadoneがはじめ、SBMが広めた2年縛りなどを各事業者が採用し端末販売台数が減った。
恐らく今後は頻繁な、それはこれまで通りの半年ごとの、モデルチェンジというわけに行かなくなる可能性もある。
ただ今は半年ごとのサイクルがスタンダードであり、その流れの中に置かれたiPhoneは少し可哀想だ。
発売当時に話題になったゆえに、もはや古くさいイメージすら出てきてしまっている。
それはiPhone3Gから3GSへの変化があまりに地味だったことにも起因している。

少なくとも日本で売りたいならば来年版は外観も変えることが必要だと思う。
SBM的なカラーバリエーション追加でも一定の効果はあるかも知れないが、根本的テコ入れには変化が望まれる。
日本の利用環境にあわせたストラップホールやコネクタカバーなど、細かな部分の改良も受け入れられそうだ。