何が変わったのか

私が最初にSBMを契約したのはかれこれ3年も前になるだろうか。
980円のホワイトプランを試してみようと最初に契約して705Pを買ったのだが、何しろシートキーが押しにくくて参った。

通話品質の悪さも実感したし、当然ながら圏外の多さにも出くわした。
結局それは解約し、MNPで番号をドコモに持ってきた。
ら、それまでかかってきていた非通知ワン切りがこなくなった。
705Pはヤフオクで売却、元が取れた感じだった。

その後スパボ一括で再契約。
月月割り1,280円機種である810Tを今思えばずいぶん高額な12,800円だったか14,800円だったかで購入した。
ネズミ券は使ったが、当時はこんな価格でもスパボ一括が成立したのである。
2年後の今となっては一括4,800円でも人だかりすら出来ない。
つまりは私が契約した頃がスパボ一括全盛期のはじまりであり、その後徐々に珍しいものではなくなっていく訳だ。
そう考えると今年の秋以降にはさらにスパボ一括満期な人が出てくると思われる。
そしてそれがもし来春にピークを迎えるとすれば、PDCの停波に伴う解約とともにSBMの解約率を押し上げることになる。

スパボ一括で買った2台は家族間通話用として活躍したが、やはり問題は圏外と通話品質だった。
特にドコモと比較すると通話品質の悪さは気になるところで、移動中でなくてもノイズが入ったりする。
その後ドコモも家族間通話が無料になると、わざわざ通話品質の悪いSBMを使う理由はなくなる。
結局タダ友系の連絡用として細々と使われているに過ぎないが、その契約も今冬で満期を迎える。

SBMの場合は一定期間使用すると実質値上げになると言うシステムなので解約以外に道はない。
この3年間で思うことは、SBMのネットワーク品質が当時と変わっていないこと。
つまり圏外な場所は圏外のままだし通話品質も良くはなっていない訳で、さすが設備投資抑制中だけのことはある。

ドコモはと言えば従来は明確に圏外だった首都高速中央環状線葛西付近も圏内になったり、従来から弱かった橋の上(ベイブリッジ上など）も対策されるなどの改善が見られた。
改善されるのは良いことなのだが、何故それまで放置されていたのか。
出来る対策ならばさっさとやって欲しいと思ったものだったが、出来る事もやらないSBMもあるしなぁ。

7月にはiPhoneを契約した。
投げ売りされているものを買ったというか、4,800円なら良いかという感じ。
これは既に報告の通り今は子供のオモチャと化しているが、子供にも余り人気がないので冬には解約予定だ。
中高生あたりをターゲットにするなら、電話帳や鳴り分けは勿論のこと着メロや着うた、デコメなどの機能増強が必須だと思う。
現状では国産ケータイのは比べものにならないほどの低機能なので、これでは若年層は納得しないだろう。
大人はと言うと、余計な機能を使わない人ならばそれほど不便は感じないはずだが文字入力はやはりやりにくい。

旅行などには810Tを連れて行った。
鹿児島や宮崎の街中ではそこそこ使える。
高速道路だとたびたび圏外になるので役立たないが、山間部を通る道路では仕方ないのだろう。
事故や故障の連絡を取りたいならばSBMは避けるべきで、auやFOMAなら(FOMAはここ1〜2年で良くなった)使える。

関東近郊でも街中の屋外なら使えるが、ちょっと山の方に行ったりすると圏外からは逃れられない。
これも月額8円だから許せるが、たとえばiPhoneなど電界が弱いとどうにも使えない代物なので参る。
電界が弱いとか圏外ぎりぎりの場合は圏外スキャンに突入するので操作ができなくなるのだ。
世界では使えるのにSBMネットワークでは時刻自動補正すら働かないというのだから、iPhone絶賛の孫さんはネットワークの整備からはじめるべきではないのか。
SBMネットワークを使うiPhoneは不幸だと思う。