字が汚い

QVGA解像度の頃のケータイのフォントは美しくなかった。
目で見てギザギザが分かる程度であり、つまり目の能力の方が画面解像度より大きかったのである。

それがVGAとなってフォントは綺麗になった。
まるで印刷した文字のようだと表現されたこともあったわけで、少なくとも20インチ級のディスプレイをXGA解像度で使った時よりもずっとドットピッチは細かい。
ちなみに20インチのアスペクトレシオ4:3で1600Dotの場合ドットピッチが0.254mmとキリが良いらしい。
では人間の目はどうかというと、数十センチ離れて見た場合でその2倍程度の解像度があるという。

携帯電話のVGA液晶の場合はさすがに細かくて0.08mm以下になる。
これは人間の目の解像度の0.1mm以下なのでギザギザは目立たないというか見えないわけだ。
そんな携帯電話の文字を見慣れていると、PCの液晶モニタの字は汚いなと思う。
ClearType設定をするとボカした処理(アンチエイリアス)がなされるが、この辺りはMACやiPhoneと同じよう（Windowsの方が出来が悪いとは思う）な見せ方になる。
そんなMACのosakaフォントをWindowsで使おうという試みもあるようだが、どうなのだろうか。

Vistaのメイリオも見やすいと言われていて、これは文字の大きさに比較して行間が増える感じがする。
XPだと別途ダウンロードしなければならないのだが、ダウンロードすれば使える。
メイリオはClearTypeを設定しないと美しくないが、逆にそれを設定すればかなり良い感じだと思う。
CleatTypeにするのでコントラストは落ちるが、慣れれば気になるものでもない。
F&Fのトップページは、従来はフォントを指定していたのだが昨日これを外した。
よってメイリオをインストールしてブラウザの設定を変更すればそれで表示されることになるが、逆に従来フォントだと間抜けに見えるかも。
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=f7d758d2-46ff-4c55-92f2-69ae834ac928&DisplayLang=ja