秋の気配

今年の夏はもう終わりなのだろうか。
東北地方では梅雨明けしないまま秋に突入な感じである。

今年は関東地方には珍しく1月に大雨があり、2月には夏日を記録するまで気温が上がるなどした。
しかし春以降は気温上昇が緩やかになり、例年だと最も暑いと言われる8月上旬も猛暑という感じではなかった。
夏が余り暑くなかった年は2006年で、次の冬は記録的暖冬になっている。
夏が暑いと冬が寒いとは昔から言われることで、すると今年の冬も暖冬なのかも知れない。

2007年の夏は猛暑になっているから、不純な夏は何年も続くわけではなさそうだ。
ただし農作物などへの影響はたとえそれが一夏だけだったとしても深刻になる。
いつだったかの冷夏で米が不足したように、農作物は気候にきわめて敏感なのだ。

今年は今のところ台風も少ない。
昨年も同じ傾向だったが、昨年は5月に季節はずれの台風が接近している。

こんな気象が続くと古館さんなんかは唾を飛ばしながら異常気象だと叫ぶわけだが、異常気象がそんなにあってはたまらない。
滅多にないことが起こるのが異常気象だからだ。