- 2009年8月31日 11:08
ソフトバンクは前回の個人向け社債の売れ行きに気をよくして、また社債を発行するようだ。
まあ気を良くしてと言うのは前回よりも悪条件での発行という意味で、社債発行は資金調達であることに違いはない。
ソフトバンクは借りた金を使って借金を返すみたいな経営なので、とにかくカネが必要だ。
景気の良い頃は低利での資金調達も可能だったが同社の信頼性も景気も悪化し、今は個人から金を借りることがメインになった感じがする。
小売りの金を借りて事業を回すためには、その金利以上の収益を得なければならない。
カネに仕事をさせて金利以上に稼いで貰うわけで、そうしないと自転車操業は破綻する。
カネがあればその金を回した方が効率的なのは言うまでもなく、それは金利負担がないからだ。
しかし現状のソフトバンクにはもはや借金以外のカネがないと言っても良いかもしれない。
借金で仕入れた万札に赤色でも付いていれば、ソフトバンクの金庫の中は真っ赤っかだろう。
FCFが云々と言ったって、それは全て借金で得た金だ。
そう考えると、ここで借金を重ねたとしても全体的な金利からすればたいした違いはないと言うことか。
現状ソフトバンクはFCF自慢型経営になっているので、それを増やすためなら借金でも何でもと言うことか。
そうして借りた金も年限を迎える社債償還資金へと消えていってしまうような気がする。
まさに借金を借金で返すというスタイルだ。
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090827AT2D2700627082009.html
借金は悪いこととは言えない。
前述のように金利以上の仕事をカネにさせることが出来れば良いわけで、これまでのソフトバンク経営はこうした資金回転力を活かしたものだった。
だが最近は少し違ってきているように感じる。
借りた金で設備投資をするわけでもなく、新技術開発でもなく、新サービス開発でもなく、単に借金返済の原資になってしまっている。
これだと活きたカネの使い方とは言えない。
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