値上げ効果か

ソフトバンクの決算は見かけ良好と言った感じだった。
SBMの値上げ効果が出始めたのかARPUも上昇に転ずるなど先は明るい。

第二四半期では月月割り改悪が更にARPUを押し上げると思われ、ただiPhone投げ売りに人が集まらない現状がデータARPU面では不安だ。
そのiPhoneはSBMによれば、発売後一年経っても売れ続けているとなる。
しかし実際には売れているとは言えず、投げ売りされているにもかかわらず量販店の売り上げランキングでは上位が取れない。
おそらく、iPhoneを欲しいと思った人は投げ売りしている量販店では買わずにソフトバンクショップかオンラインショップに駆け込むのだろう。
それ以外に合理的説明が出来ない。

孫さんは今回も(iPhoneは)一瞬で蒸発するとは言ってみたものの、相変わらず捌けない在庫iPhoneは一体どうなるのか。
これが一瞬で蒸発してくれればいいのだろうが、どうやらそうは行かないらしい。
3年後に全ての端末はiPhone化するとも言っているが、むしろiPhoneは国産ケータイを追いかけている存在ではないだろうか。
フォトビジョンの宣伝の中で孫さんは、音声端末は飽和してきたとも語った。
一瞬で蒸発するのか飽和しているのかハッキリして欲しいところである。

プレゼン資料の中に解約率のデータがなかったが、これはどうなったのだろうか。
孫さんの場合、自慢したい部分には時間を割くが隠したい部分はさらっと通り過ぎるのがお約束だ。
http://www.softbank.co.jp/ja/irinfo/shared/data/presentation/results/2010/softbank_presentation_2010q1_001.pdf
例えば昨年の減収減益については「一時的なもの」とし、増収増益は「他社には見られない」と継続性があるかのごとく語った。

もうひとつ面白いのがタレント好感度ランキングで、トップはダンテカーヴァー氏とされた。
誰だ?この人は？と思った方、白戸家のお兄さん役の人である。
キムタクも、妻夫木氏も押しのけて堂々の一位だというのだが、私には信じられない。
私には信じられないが世間は信じているんだろうな、だからトップな訳で、きっと出演料もバカ高いに違いない。
CM総合研究所はYahoo系のニュースには登場するようだが、それ以外では余り見ない。
ちなみにオリコンでは以下が注目だとされる。
http://contents.oricon.co.jp/news/ranking/18332/

後は中国万歳系の話が多かったようだ。
「と金」プログラムは失敗ではないかとの問いに対しては、8円ケータイは狡い、フェアではない、従来の携帯電話料金はもっと高かったのだから980円くらい払えと話を変えた。
ではフォトビジョンの抱き合わせ無料はどうなのだろうか。
これはSBM基本料金は無料にするから買ってねみたいな話であり、8円ケータイはフェアでは無い論にマッチしない。
この辺りもありインセンティブ額は上昇傾向だが、孫さんは青天井で上がり続けるわけではないと不機嫌そうに語った。