- 2009年10月 9日 10:40
台風の北上に伴い関西以北でも携帯電話基地局への影響が広がった。
ドコモとKDDIは比較的詳細な地名を公表しているのだがSBMはそうではない。
通常基地局に異常が起きると地上系ネットワークを通じてエラーが起きたことを伝える。
しかし地上系が切れてしまった場合などは異常を伝えること自体が出来なくなるので、別の通信手段がセレクトされる仕組みになっている。
まあ地上系の完全な異常だと、それは直接センタ側で察知は出来るのだが。
エラーが起きるとでっかい画面のあるセンタにそれが通知され、付近の基地局のアンテナ角度や出力調整でカバーエリアを広げられる場合はその対策が行われる。
それでも駄目だと不通エリアが出来てしまうわけで、それが公表されるというわけだ。
自分では異常の分からないケースとしては中継局がある。
いや、中継局でも監視装置入りのものはある程度は分かるのだがコストがかかる。
何故SBMが詳細地域を公表していないのかだが、そもそも詳細なエリアではない広域な不通エリアが存在しているとか、中継局によるセル半径拡張などがあるので詳細地域が把握できないなどの理由もあるのだろう。
或いは単に知らせたくないだけかも知れない。
使えないものは使えないのだから諦めるしかないのだが、何が起きているのかPCで調べるとか他社ケータイを使っている人に見て貰うなどのことは考えられていても良いのではないだろうか。
この告知状況の悪さはYBBも同じなのでソフトバンクの社風？と言えるのかも知れないが、サービス悪いなと思う。
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0910/08/news059.html
報道によればドコモは約360局(約0.4%),auが80局(約0.2%),SBMが約540局(約1.4%)の基地局が死んだようだ。(括弧内は全基地局数比)
SBMの事故率が圧倒的なのはともかく、auは以前から事故率が低く関西震災の時にも生き残った局が多かった。
これには他社に比較するとマイクロ中継を使っている率が高いことがあるのかも知れない。
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