無料で釣る

無料で釣ると言えばドコモだろう。
最近はあまり見かけなくなったが、ドコモの言う無料の定義とは「有料サイトに加入すると、その有料分とは別に無料でサービスが付きます」を含むものだ。

これは151にも確認したしメールでも確認したから間違いはない。
普通このようなものは無料とは言わずに値引きとか、会員向けサービスとか言うだろう。
そもそも有料会員になった後で無料っていったい何だ？

これと同じく過去にも書いているが、ゼンリンの地図の無料に関しても不思議だ。
ゼンリン地図は無料で使えますよとドコモのページに書かれており、そこをクリックすると確かに無料で使える風になっている。
しかし会員規約を良く読むと有料であることが分かる。
これをドコモに問うたところ「ゼンリンが勝手にやっていること」と言われた。
そこでゼンリンにも聞いてみたら「私どもがドコモさんのホームページを勝手に作るわけにはいきません」と、ごもっともなお答えだった。

どうやらこれらはD2Cの仕業だったらしいのだが、酷いものである。
ちなみにゼンリンの件は通報していないが、無料の概念に関する事はJAROに通報した。
JAROはドコモの仕業と言うことで大いに興味を示した風で、電話の担当者も良く話を聞いてくれた。

ドコモが未だに行っている悪事は無料マイメニュー登録だ。
これは一定期間無料で使えるが、放っておくと有料版に自動的に移行させられるという極悪マイメニューである。
確かに今どれだけの無料お試しマイメニュー登録があるかは一発で分かるのだが、分かるのから勝手に有料に移行して良いというものではない。
従来は無料期間が終了すると自動的に「解約」になったものが、今では自動的に「有料会員登録」されてしまう。
安心や安全を謳い、子供にもケータイを持たせましょう的な動きもある同社だけに、この悪質さは何とも許し難い。

許し難いのは先日も書いたSBMの暗証番号なしでの有料会員登録も同様なのだが、これはSBMの事なのだから最初から「怪しい」と思うことも出来る。
SBMケータイを子供に持たせた上でS!に契約する人は多くはないと思うが、とにかくリスクだけは覚悟しておかないと。
また、今は下火になったノークリック詐欺はどうだろうか。
http://www.phs-mobile.com/black/black54.html
これだって以前と変わることなく着々とパケット料稼ぎにいそしんでいるはずだ。

では無料を謳うが実際には有料なものもあるGREEはどうかという話にもなるが、これも何度も書いているようにGreeもMixiもモバゲーも同じ穴の狢なのだ。
つまり体裁を作っただけの出会い系みたいなもので、利用には注意を要するのである。
ただドコモやauは金がかかりそうになれば暗証番号入力が求められるのでそれと分かる。
SBMの場合は（一応注意事項は表示されるが）何もなしにワンクリック課金モード突入なので危険だというわけ。

それに、100円ショップで何でも100円かと思ったら100円より高いものもあったみたいな話でもあると思う。
100円ショップの広告に「100円です」と書かれているのか「全て100円です」と書かれているかの違いか。