- 2009年10月15日 14:03
ダム開発中止を謳う民主党が支持され、利権の固まりであるダム建設が中止に向かう。
その一方で当該地域住民は、最初はダムに大反対をしながらも結局は納得し、今度はダム推進派となっている。
確かにダムを造るだ造らないだと方針を変えられて困惑するのは事実だろうし、住民の方だって困っているに違いない。
もしこの先また自民政権になったらダムは造られたりして。
ダムは建設費用だけではなく運用コストも馬鹿には出来ない訳で、年間数億円から十数億円を消費する。
このため川崎市や横浜市では水道料金にダム代を加算することとなり、節水して売り上げが減るとダム代割合を上げる必要から水道料金が値上げされる。
建設推進派はダムを造れと言うのだが、じゃあ当該エリアの住民以外の意見はどうなるのか。
推進派が自分で金を出して作り、自分で金を出して管理するなら文句はないがそうではない。
建設費は一時的なものではあるが、その負担分とランニングコストを加算した額は有無を言わせず下流の自治体を襲うのだ。
ダム湖に沈む予定だった集落の数千人の住民、半永久的に金を取られ続ける数百万人以上の国民。
ダムだけではなく鉄道や道路拡幅によってそこを追われる人もいる。
もちろんこの手の事業にはスペシャルなお得さ満載の条件が提示されるので大きな反対運動にはなりにくいという事情もあるのだが、一体それらの工事は誰のためなのかみたいな議論はもっとあっても良いような気がする。
利便性は人の犠牲の上に成り立つのは、この世の中では仕方のないことだろう。
それこそ成田空港闘争みたいな事もあったし、その結果出来たのが不便な空港だったのだから何だかなぁという感じ。
国交省のやることだから何もかもがめちゃくちゃなのだが、それをどこまで是正できるかが民主党の腕の見せ所だと思う。
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