定価を下げてみました

新型マークXは定価を従来車より下げたそうだ。
昨日の雑記ではないが、安くすればマーケットは広がるという判断からだろう。
定価を下げても実際には値引き幅縮小などで、トヨタ本体に大きなインパクトはなかったりして。

マークXの価格は238万円〜380万円と、そんなものかなというレンジになっている。
というか、大型ワンボックス車の価格に慣らされた人にとってはお得ささえ感じるのではないだろうか。
何しろ大型ワンボックスは300万円台後半になるものもあって、なんで？どうしてワンボックスなのに？みたいな感じだ。
クルマに詳しくない人が見れば、3BOXセダンより高額なワンボックスなんて信じられないのかも知れない。
これに対して三菱自動車関係者はマスコミに対し、「好況期にあわせた仕様では、今の時代に通用しない」と言い切る。
様々な装備を満載して価格を上げてきた従来型販売方法は通用しないと言うことだ。

ホイールに関しても今やアルミがスタンダードみたいな所があるが、トヨタなどは鉄ホイールも復活させてきている。
最近のホイールカバー技術をすれば見た目はアルミになるのだから。
こうした装備の簡略化を歓迎するのがアフターマーケットオーディオやナビメーカだ。
これら装備が標準化しつつあり販売数量減少が深刻だったナビなどの世界にも、もしかしたら光が差すのかも知れない。

ただ、都市部などでは相変わらずクルマ離れが言われている。
ガソリン価格も再上昇に転じ、原油価格も70ドル前後になってきている。
現在は円高だから未だ良いのかもしれないが、世界の景気回復に日本が取り残されて円安となればエネルギ調達コストは上がる。

円高メリットがあるのかも知れないがプジョーやアルファの小型車が200万円台、意外に安いなと思ったりして。
信頼性とか何とか言い始めれば国産車の方がずっと良いのは当たり前として、国産車とは異なるデザインを求める向きは良いかもしれない。
特にフランス車は日本の道路事情というか日本人の感覚に合っているのではないだろうか。
比較的ふわっとして乗り心地と言うことで。