- 2009年10月29日 17:50
iPhoneは昨年同時期に比較すると数百パーセント販売台数が伸びている。
孫さんはそう切り出した。
前年同期と言えばiPhone3Gの投げ売りの頃か?いや、もう少し後だったか。
いずれにしても昨年の数倍と言えば、昨年が余程売れていなかったと言うことになる。
利益は増やしているが売り上げは2%しか増えていない。
と言うことは、徹底した節約(!)が功を奏したと言うことか。
なお営業利益はかなり増やしたが、減収減益となったKDDIには及ばなかった。
もっとも加入者数を考えれば立派だと言える。
ただスパボ債権売却のトリックも少しはあるのと営業外収益の伸びが大きかった。
ソフトバンクグループの中でeコマース事業とBBインフラ事業は売上高を低下させた。
ADSLの衰退率が上昇してものと思われる。
ちょっと面白かったのはJ-CDSに触れたことだ。
昨年はCDSなんかアテになるようなものではないと一蹴したが、今回はその数字が下がったことを自慢して見せた。
ARPUは4,150円と前期より下がった。
ただデータARPUは280円と上昇幅が大きく、S-1メールなどによるパケット消費促し策はうまく行っていると言える。
auのARPUが5,600円なのでSBMは低付加価値商売と言わざるを得ない部分もあるが、8円ケータイの廃止などの値上げ効果も出てくるだろう。
ここでもARPU上昇を自慢してみたのだが、そもそもが低いので絶対的金額としては自慢できるような数字でもない。
解約率は大幅上昇した。
auが0.72%なのだがSBMは1.24%と、スパボ一括期限切れや投げ売りiPhone転売屋の暗躍が表れたようだ。
買い換え率は1.81%で前年同期よりも低下している。
インセン額は低下した。
というか前回が多すぎたとも言えるのだが、35,900円とauの44,000円よりも下がった。
孫さんはiPhoneを使うようになってPC利用率が1/20以下になったそうだ。
iPhoneを持っていない人は時代に取り残されているという。
インターネットの理由は95%がiPhoneでPCは5%だとも言っており、PCを使っているのは化石だと言われる時代になるそうだ。
一方で市場規模の拡大はケータイ(クロースド網)によるものだと力説していて良く分からない。
このあたりから決算発表会ではなくiPhoneの宣伝演説会になった。
※いつも通りSBMのプランである「パケットし放題」をドコモのサービスである「パケホーダイ」や「ダブル定額」と言っていた。
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