- 2009年10月30日 10:37
孫さんは決算発表の場での質問に答える形で、LTEは700MHz/900MHz帯で行いたいような発言をしていた。
2012年以降には同バンドが空くことから移動体通信用途にも割り当てられる見込みであり、それが欲しいと言うことだろう。
個人的には(いつまでもグチュグチュうるさいし)SBMに低い周波数を割り当てても良いと思う。
auの方が基地局数が少ないとか嘘ばかり言っているし、何かと言えば800MHz帯がないからと逃げる。
ただ800MHz帯があれば必ず他社より上に行けるとは言わず、ちゃんと逃げを用意した言い方をするのはさすがだ。
800MHz帯か700MHz帯を割り当てることによって接続料が下がれば他の事業者にもメリットが出る。
それは良いとして、現在の加入者数で新しいバンドの割り当てを貰うのは難しいはずだ。
現状の2GHz帯でも20MHz幅で使うまでに加入者数が増えていない。
しかし中継局のばらまきなどによって周波数利用効率を低下させてしまったためにバンド幅が足りない。
昨日も1.5GHz帯の用途に関して、エリアの拡充に使用するのかという質問に対してトラフィックの分散に使うと言っていた。
SBMは現状で最も厳しいパケット制限がされているわけで、無線区間の混雑は深刻なのだろう。
通常であればマイクロセル化を推進して周波数利用効率を高めるが、SBMの場合は全く逆に中継器によってマクロセル化してしまった。
さんざんやるやるやるやるやると言っていたフェムトセルの話も消えてしまったようで、中継器をマイクロセル基地局に交換するにもカネがない。
LTEを新バンドではじめたいとするのもこのあたりに理由があるのだろう。
もはや汚れてしまった2GHz帯を綺麗にするには多額の投資が必要になる。
だったら1.5GHz帯のHSPAと700MHz帯のLTEでも良いのではないかという考え方だ。
何なら2GHz帯に5MHz程度残して、後は返却してしまう手もある。
当然総務省はここを再割り当てしたいだろうが、ホームアンテナなどの中継器を全廃しないと実際には使えない。
つまり他社が使うことを妨害できるわけだ。
基地局ならばそのバンドの電波送信を停止すればいいが、中継局は自らが電波を出すわけではないので他社がそのバンドを使えばそれも増幅して再放射してしまう。
しかし周波数を返却したことに違いはないのだから新しいバンドの獲得権は得られる。
ドコモはソフトバンクを見習って中継局を増やしたなどと嘘を言う人がいる。
F&Fでグラフ化して検証したが全くそんな気配はなかった。
しかし、そこまで言うのだからSBMは1.5GHz帯でも大量の中継器を導入するんだろう。
そうでなければ彼の理論が破綻する。
さて、どうなることか。
せっかくの1.5GHz帯も中継局で汚してしまうのだろうか。
孫さんは未来は語らないと言って見せた。
語らないというより語れないだろうな、現状では。
最初に語った基地局数さえ達成できず中継器で誤魔化し、POP-iは消え失せ、フェムトセルも風前の灯火、夏モデルは未だ販売されず、緊急地しん速報も延期に次ぐ延期。
語ったところでもはや誰も信じてはくれないだろう。
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