- 2009年11月 6日 10:44
孫さんは「SBMはauの2倍もの基地局がある」と言い続けているが、そういっている間にもauの基地局数はどんどん増えている。
もっともSBMがauの2倍の基地局だった事はないばかりか、今やauの基地局免許数はSBMのそれより約3千局も多いのだ。
基地局免許数はドコモが約8.4万、auがその半分の約4.2万、SBMは約3.9万だ。
今冬から整備が開始されると思っていた1.5GHz帯は1年以上の遅延が先日公表された。
しかもトラフィックの多い地域から整備すると言うことで、2GHz帯よりも浸透率の高い1.5GHz帯のメリットは地方部には活かせない。
こんな調子では例え700MHz/900MHz帯を取得できたとしても有効活用できないのではないかと思う。
特に地方部のマクロセル展開では地上高の高いアンテナが不可欠なのだが、孫さん曰く「鉄塔は高額だ」そうで建造に積極的ではない。
確かにインフラ整備には金がかかり、それが終わることの無いのが通信事業者の辛いところだ。
だがSBMは巨額の借金があり、これを返さなければならない。
孫さんは借金を返しているとは言い、確かに部分的には有利子負債は減っているが新たな借金も増えている。
結局年間数百億円程度しか実質的には借金が減っておらず、vodafone買収時の借金が返せる頃には他の借金が同程度増えているかも知れない。
関東地方のSBMの旧PDC用1.5GHz帯基地局数は約2.6千であり、これを全て3G対応化するには1千億円弱の費用が必要だろう。
とすると今年増額した1.5GHz帯整備用コストでは全局はまかなえない。
ドコモの関東地方における1.7GHz帯局が約1.7千局なので、この程度ならば整備が可能か。
ドコモの1.7GHz対局はトラフィック分散用として高トラフィック地域に配備されているので、SBMも同じような計画を立てることも出来る。
ただし基地局配置や密度は全く違うのでうまく行くかどうか。
なにしろSBMの旧PDC用1.5GHz帯基地局はかなり「荒く」配置されている。
SBMの1.5GHz帯基地局数が関東エリアで約2.6千なのに対して、EMの1.7GHz帯局は約3.5千もある。
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