相談相次ぐ

消費者団体が行った商業トラブル相談で、無料ゲームと呼ばれるものの有料課金に関する相談が相次いだそうだ。
先日もこれはニュースになっていたが、あれは氷山の一角であり実際には更に多くの被害者がいると思われる。

TVの取材に答える男性は「暗証番号も求められずにどんどん購入できるのはおかしい」と憤る。
ようするにSBMの暗証番号無し有料サイト加入のことだろうと思うのだが、この危険性が世間で認識されていないわけだ。
SBMのデータARPU向上の中には、こうした被害者が数多くいることだろう。

ある程度知識があったり慣れている利用者ならばともかく、相手が子供となると抑制には限界がある。
というかSBM的にはそんな勘違い加入を強く狙っているわけで、まさに思い通りなのだ。
少なくとも暗証番号があれば勝手な有料サイトへの加入を阻止できる訳だし、子供にしても暗証番号の入力を求められれば注意もするだろう。

S!ベーシックの安易な契約促進にしてもそうだし、契約外のサービスでパケット代を取る事もそうだし、SBM同士のメールは無料と釣っておいてSBM地震から有料のメールを送りつけるなど、確かに金を稼ぎたいのは解るが悪質だ。
悪質さ加減ではドコモ系のD2Cの話を何度も書いているが、それよりももっと根本的部分でのまさに詐欺的課金がSBMの特徴だと思う。

結局こうした悪質行為は携帯電話は子供に危険なものであるという認識につながるわけで、自らマーケットを縮小させてしまう。
まあSBMはスーパーボーナス縛りで、スーパーボーナスのビジネスモデルである端末販売量自体を縮小させてしまったという馬鹿なこともやっているわけだからダメか。
とりあえず先はどうでも良い、今だけ良ければそれで良い的な雰囲気がミエミエなのがSBM式経営だ。

苦情を申し出た人には返金措置があったらしいが、これって2/3をSBMが取っていたのか。
http://pub.ne.jp/55ryoukouyou/?navi_id=33364
いずれにしてもSBMの儲けは小さくはなく、詐欺課金をしたい気持ちも分かる。