シリーズハイブリッド？

BMWのアクティブハイブリッド７、なんだBMWもセブンか、みたいな。
その現地試乗記によれば「シリーズハイブリッド」なのだそうだが、たぶんエディタの勘違いだ。

シリーズハイブリッドとは端的に言えば発電機付きのEVみたいな、エンジンは発電機を駆動するためだけに使用される方式。
BMWの場合はホンダインサイト同様にエンジン後部に薄型モータをくっつけたものなのでパラレルハイブリッドに分類される。
http://www.webcg.net/WEBCG/impressions/i0000022131.html

欧州ではディーゼル車でも同様だったのだが、ディーゼルに乗っているから環境問題に敏感なのだと周りにアピールしたり自分を納得させたりする傾向がある。
ハイブリッド車も同様に、フツーの車より高額なハイブリッド車に乗っている俺は環境派だぜみたいな雰囲気がある。
つまり省燃費が目的ではなく、ハイブリッドというその言葉自体が魅力なのだ。

これはレクサスLS600hにも言えることで、しかもヤツは回生ブレーキのために4WD化もしちゃったというモンスターだ。
BENZのS400は3.5リッターエンジン＋モータ、BMWの方は4.4リッターツインターボにモータの組み合わせ。
これが2〜3リッターのターボエンジンにモータを組み合わせたというのならば素直に評価できるのだが…

小排気量エンジン＋高過給圧ターボで出力を稼ごうとするとターボラグや無加給領域でのトルクの小ささが問題になる。
そこでVWなどはスーパーチャージャを組み合わせた方式などを使うのだが、このスーパーチャージャの部分をモータにやらせるようにすれば良いと思う。
特にモータは定速域で大きなトルクを発生させることが出来るのでばっちり相性も良いはずだ。