- 2009年11月13日 14:01
iPhoneの話題性に乗って国産ケータイもタッチパネル採用機がその数を増やした。
しかしこの冬モデルでは、あくまでもサブ的にタッチパネルが使えるとしているモデルが多い気がする。
スライドタイプなど画面が常に触れられる状態にあるスタイルならばともかく、折りたたみ(2軸を含む)などではタッチ操作を行うには不便だ。
それでもタッチ操作ができますよという点を売りにするなど、消極的な採用やモデルによっては潔くタッチ操作を諦めてしまった風にも感じる。
P-01Bは22Wayキーもタッチパネルも潔く捨てた。
N-02BやF-01Bは2軸ヒンジを使ってパネルをひっくり返せばタッチ操作が出来る。
まあこれは、この状態だとキー操作が面倒になるのでタッチ操作もアリだろう。
N-01A/06AやF-09Aなど、画面を表向きにしておくため、横向きにするための努力の結晶というか無理矢理の結晶というかそんな感じでタッチパネルをくっつけた。
しかしワンセグのことだけを考えるならばこのような機構は必要ない。
それこそ2軸ヒンジで充分なのだ。
タッチ操作が主流になりきれなかったのは女性の影響だとも言われる。
爪を伸ばしている場合にタッチパネルは操作がしにくい。
キーにしてもツメが引っかからない形状にしたり、最近では自動車のドアハンドルも長い爪を意識した形状にするなどしている位だ。
もう一つは日本人は画面が汚れるのを特に嫌うと言うこと。
それこそ抗菌コートだ何だと清潔感をアピールし、iPhoneでも指紋を付きにくくするコーティングを施すなどの対策をしているくらいだ。
しかし画面に触れるのだから指の跡が付くことは避けられない。
N-06Aにもタッチパネルが付いているが余り使っていない。
唯一便利に感じるのはかかってきた電話に出るときで、画面タッチでオフフックできる。
ただし電話を切るにはタッチパネルをイネーブルにする必要があり、そのためにはハードウエアキー(サイドキーなど)を一旦押す必要があるなど間抜けだ。
着信したメールを見ることkもタッチ操作で出来るのだが、操作が限られているのでさほど便利には感じない。
この先タッチパネルはより洗練されて使われ続けるのか?それともごく一部を除いて消滅に向かうのか。
富士通製などはタッチパネル自体は控えめになったものの、UIは確実に進化している感じを受ける。
つまり最初にタッチパネルを採用した時点でのUIは完成系とはとても呼べない程度だったと言うことだろう。
それが国産ケータイのタッチパネルUIはダメだと印象付けられ、そして衰退の道を歩んでいるとしたら少し可哀想かも知れない。
いずれにしても折りたたみや2軸ヒンジにタッチは似合わないと思う。
まあ2軸ヒンジの場合は、使うつもりで使えば使えるみたいな感じになるが本命はスライドではないだろうか。
スライドさせればキーが使え、格納状態ならタッチパネルでそこそこ操作。
日本人はQWERTYキーよりテンキーの方が好きらしいので、ハードウエアキーはケータイスタイルでタッチパネルの方に(ピッチが小さくて押しにくいこと間違い無しだが)ご希望ならタッチをどうぞなんてどうだろうか。
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