和民まける

モンテローザと言えば流行っている店を真似ることで急成長した企業だ。
その店の看板、メニュー、雰囲気、そして出店場所までも真似る。
auやドコモの料金体系を真似たSBMはモンテローザの真似だったのか。

和民そっくりの物まね店舗を作ることで、和民を訪れようとした客が魚民に誘導されて売り上げが上がるわけだ。
当然ながらこれは和民が怒る訳で、訴訟問題へと発展することになるが後に和解。

勿論真似するのは和民だけではない。
牛角も真似られているが名付けが今ひとつか。
月の雫を真似た月の宴もトラブルに発展する。
月の雫が独自の当て字で構成したメニューも、料理の説明文もそっくり真似るなど、まさに真似のための真似は中国人もびっくりだろう。
これも訴訟問題となるが後に和解。

とにかく真似をしようが何をしようが売り上げを伸ばせばいいとばかりに成長するのはある意味立派かも知れない。
恥も外聞もプライドもなく、ブラック企業と言われながらも成長し続けている。
白木屋労働問題では刑事事件にもなったのかな。
こつこつやるヤツはバカだとまで言い切る大神氏の経営哲学とワンマンぶりは今も健在なのか。

面白いのがグラス&ジョッキ事件がある。
グラスサワーとジョッキサワー、全く同じものの名前を変えて価格も変えて販売するという詐欺だ。
内容量や成分は当然同じなのに価格に合わせてカロリ量の表示を変えるなどの細工もしていた。

そんななか、和民の渡辺会長が著書の中で魚民を皮肉ったら逆に訴えを起こされてしまった。
まさに被害妄想裁判、いや、妄想ではなく事実だから訴えられたのか。
結局和民側敗訴なのだが、渡辺会長が気の毒に思えてしまう。
http://www.asahi.com/national/update/1116/TKY200911160319.html?ref=rss