- 2009年11月17日 11:03
ふたを開けてみれば加入者増に悩む日々。
通信事業者乱立の中にあって顧客獲得は容易ではない。
移動体通信事業者は安泰だと思っている方も多いかも知れないが、これまでに事業譲渡などで消えていった事業者はいくつもある。
CRPやマリネットなどの名称を聞いた人がいるかも知れないが、これらは事業が成り立たなくなった後周波数目当てにドコモやKDDIに買われていった。
そのために800MHz帯は細切れ状態になってしまったのである。
この細切れバンドを使うためにドコモもKDDIも苦労している。
FDDの周波数間隔が違っていたり、妨害などの心配もありでなかなか思うように使えない。
そんな、いわば歴史の上に細切れ800MHz帯は存在し、そしてもう少しするとそれが再編されて効率的に使えるようになるわけだ。
そんなことも知らずに、いや、知っているのかも知れないが、毎度毎度800MHz帯よこせと騒ぐ人もいる。
移動体通信事業者が淘汰されたり生まれたり、そうして今がある。
WiMAXのUQは加入者数が伸びない。
鳴り物入りで登場したWiMAXもふたを開けてみれば誰も興味を示さなかったのである。
Niftyは初期費用無料+2ヶ月無料+1万円のキャッシュバックを行っている。
EMも加入者獲得のために赤字運営を続けた。
ソフトバンクはADSL事業参入時に強引な顧客獲得を行い、大金を使った。
しかし悲しいかなその後の事業では累積赤字を埋めることが出来ず、SBMの売り上げでそれを補填した。
移動体通信を使う人は有限だ。
SBMのEMとの抱き合わせのように無駄な契約を強要しない限り加入者数が急激に伸びることはない。
その加入者の取り合いの中でどうやって生き残っていくのかが各社の腕の見せ所なのだが、その顧客獲得費用は全て既存加入者のフトコロから出ているのを忘れてはいけない。
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