- 2009年11月25日 12:07
SBMのPDC終了の日が近づき、移行に関するアナウンスが再度出されている。
ツーカー終了時には約24万契約が消滅するに至ったが、その多くはプリペイド契約だったとされた。
各事業者共には訳の分からない契約が蓄積されているもので、サービスの終了はこれらをリセットする効果がある。
SBMの場合は現段階で100万契約近くが残っているが、あと4ヶ月ほどでどこまで数を減らせるかが問題だ。
もちろん訳の分からない契約、プリペイド契約などもツーカー並に残ることは十分考えられる。
再来年になるとドコモのPDCが停波する。
こちらは現時点で370万契約、毎月平均15万の移行が1年続いたとすると来年(2010年)の今頃は190万契約の残りとなっているはずだ。
そこから先は移行速度が低下し、毎月平均5万の移行が行われると再来年(2011年)の今頃は130万契約を残すことになり、そこからわずかに減ったあたりで停波となるのではないだろうか。
ドコモにしてもSBMにしてもPDCの設備が無くなれば、メンテナンス費用やランニング費用も含めて楽になる。
ドコモが2012年の周波数再編末期までPDCを残すのに対して、SBMが早々に停波を決断した理由もそこにある。
ドコモにしても出来れば早く停波したいのだろうが、モジュール系などの移行がなかなか進まないらしい。
これはDoPaなどを使ったもので、そっくりFOMAモジュールに積み替えられるとは言っても手間はかかるし、そもそもなぜFOMAに積み替えないといけないんだと利用者は言うだろう。
自販機から無人検針、無人監視設備や車両管理など結構広い分野で使われているだけにドコモとしても頭が痛いはず。
それでも時代は変わる。
おそらくこの先10年程度でW-CDMAが停波となるだろう。
音声系は全てIPになってLTEベースになり、4Gはより広域を使っての高速データ通信路を作り上げる。
ただドコモあたりはW-CDMAからLTEへのシームレスな移行を狙っているので、古いケータイを使い続けている人以外は気にすることはない。
気にしなければならないのは現在のauユーザで、800MHz帯の再編に伴って従来移動機は使えなくなる。
最近のモデルは新プランに対応しているが、この辺りも含めて2012年を前に周波数再編による自動解約が起きると思われる。
これもドコモなどと同様に完全移行できないまま契約が切れる加入者が相当数居ると予想される。
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