- 2009年12月 3日 10:58
TransferJetとはRF_IDの高速通信版みたいなものだ。
UWBを使って最大560Mbpsの通信を可能にする。
通信可能距離は非接触範囲程度なのでNFCの次世代版のような感じだが、現在の13.56MHz利用のものよりずっと高速データ伝送が可能な点が新しい。
http://www.transferjet.org/tj/transferjet_whitepaper_J.pdf
データ伝送速度が低いと多くのデータを送りにくくなり、すると用途が限られる。
高速伝送が可能ならば非接触カード用途だとしても、多くの情報を暗号化して高速に送るなども考えられる。
SONYはいち早くサンプルデバイスを開発した。
http://monoist.atmarkit.co.jp/feledev/news/2009/11/30sony.html
国際スタンダードから外れた(それがSONYの真髄だが)Felicaの命も長くはないと踏んだのだろうか。
何度か書いているがFelicaはそのライセンス料の高さがSONY的過ぎる。
ドコモもおサイフケータイへの実装にこのライセンス料が障害となったが、ドコモとSONY双方でフェリカネットワークスを設立して利益を得ることで合意した。
従ってauがFelicaを使っても、SBMが使ってもSONYとドコモが儲かる仕組みになっている。
これはクアルコム商売と似たようなもので、決して業界に好かれるものではない。
好かれないとどうなるかと言えば、メモリスティックのような運命が待っているという話だ。
小型可搬メモリモジュールとしての草分けでありながら、後発メモリに一気にシェアを奪われてしまった。
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