アナログメータ

今や見かけることも少なくなったアナログメータ、買おうとすると結構高額なことが解る。
おそらくはディジタルパネルメータの方が安いんだろうな。

http://www.mmjp.or.jp/south/06.html
このメータを見ると目盛りが非線形になっている。
内部に回路があるのか、もっとアナログ的に（ゼロ点をずらす的な方法で）行われているのかは不明。

自動車用のメータ、油圧計などにはバイメタルタイプが使われていた。
バイメタルにヒータを巻き付けて加熱し、バイメタルの変形量で針を動かす。
高速動作は勿論出来ないが振動に強く耐久性があった。

回転計や速度計はバランスコイル型だったと思う。
速度計に関してはもっとアナログ的というか機械的な、渦電流方式のものもあった。
いずれも安価な車両を除いてステッピングモータによる駆動型になっているはずだ。
BENZなどは空ぶかしするとタコメータの指針の上昇速度がエンジン回転数の上昇に追いつかず、鍼が飛ぶように動きながら回転数を追って行く。

アナログメータはコイルと永久磁石で出来ている。
針を戻すためのトルクはゼンマイバネみたいなもので得ているのだが、トートバンド方式はリニアリティに優れたものとして登場した。
http://www.kuwano.co.jp/pdf/tuatband.pdf

小学生の頃だったかなぁ、テスター（当然アナログの、小さな簡易的なもの）を買って貰って嬉しかったのを覚えている。
さっそくACコンセントに突っ込んで電圧を測ってみたものだった。
それこそ抵抗でも電圧でも、測れるものは何でも測った。
電話線にテスタリードをくっつけて電圧を測っていたら電話がかかってきて、テスターの針は振り切れ私は感電した。