手書き入力

ずっとずっと前になるが、カシオだったかどこかの手書き入力仕様のPDA（の前身のようなもの）を使ったことがあった。
テンキー部分を指でなぞると文字入力が可能な、そんな方式だったと思う。

何せ分解能が低いので文字認識率が今ひとつだった。
漢字が入力できたかどうかは覚えていないのだが、数字やひらがなはコツをつかめば入力できた。
おそらく当時のアルゴリズムなのでファジーなパターンマッチなどは実装されておらず、書き順など（書き順は指定されている）を元に判断していたのだろう。
バッテリはボタン電池だったのだが、これがすぐ無くなる。
無くなりそうになるとアラームが出るが、その後少しするとバッテリエンプティになって内容が全て消える。
容易に書き換えが可能な、ある程度の容量を持った不揮発性メモリの無かった時代がったのだ。

それに比較するとF-01Bは大きな進化を見せる。
というか、まあ、今の時代だからこのくらいは出来て当然と言えるのかも知れない。
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0912/15/news098.html
スタイラスが使えるDSだと漢字入力まで手書きで行けるのだが、指だとやはり分解能が厳しいか。

タッチパネルと言えばiPhoneで、ケータイの世界からiPhoneを見ると描画その他が良くできているなぁと思う。
反応の遅さをうまくカバーする仕組み、スクロールや縮小拡大のなめらかさなどはさすがだ。
が、ゲーム機の世界から見ると何と言うことはない。
なんだ、DSでも出来るじゃないか、DSの方が良いじゃないかという具合になる。
まあDSは感圧型タッチパネルで分解能も高いし、そもそもゲーム用で描画もそれなり。
じゃあ感圧型のT-01Aが良いかというと、サッと使いたいときにスタイラスを出すのが… で、爪の先でつついてみたりして。