- 2009年12月26日 15:05
スマートフォンっていったい何だろう。
そもそも海外の携帯電話は通話と、ちょっとしたSMSの送受信が出来る程度のシロモノだった。
そこにスケジュール管理やWeb閲覧、QWERTYキーも付けてと言う風に進化させたのがスマートフォンだと思う。
それはPCを目指したのではなく、高機能携帯電話の新しい分野ではなかったのか。
しかし日本のケータイはもっと変化し進化していた。
音楽再生や動画閲覧、GPSが付いてTVも見られてFelicaも付いている。
アプリだって好きなものを入れることが出来るし、フルブラウザだって使える。
そんな日本でスマートフォンがマーケットを拡大できなかったのは当たり前なのかも知れない。
しかしiPhoneはそこそこ売れた。
スマートフォンという堅苦しいものよりもずっとケータイ寄りで、しかもSBMは安価にこれを売った。
もしもiPhoneが8万円だったら、殆ど売れていなかったのではないのか。
私は少しの間iPhoneを持ち歩いたが、持っていたところで余り使わないので持たなくなった。
私にとってケータイとは通話とちょっとしたメール、POPメールの受信、ちょっとしたWeb閲覧が出来ればいい。
Felicaは必須、カメラはまあblog用にという感じ。
これがiPhoneでどうなるかというと、通話は本体が持ちにくいのと通話品質が悪いのでダメ。
メールは文字が打ちにくい、片手操作ができないのでダメ。
POPメールは受信できるが標準アプリではシングルアカウントのみ。
Web閲覧には便利だが、縦横スクロールに縮小と拡大となると片手操作は無理。
Felicaは内蔵されておらずカメラは全域ピンぼけ。
アプリは起動が遅く(iPhone3GSは速くなっている)、何かをしたいと思ってそのアプリを探して買ってくるなんて面倒すぎるし欲しいアプリなど意外に無いものだと思った。
結局iPhoneは高校生女子のオモチャになったのだが、余り使われなかった。
使わない理由は、通話は品質が悪い(切れまくる)、メールはリッチメール送受信が出来ない、遅い、振り分けや鳴り分けが出来ないなどなど。
ブラウザに関しては「ケータイサイトが見られないから最悪」とのご意見。
PCサイトはPCで見れば良くて、じゃあ何故iPhoneの必要があるの?と言われる始末だ。
mixiなどはアプリを使えばアクセスできるようなのだが、「どうしていちいちアプリなの?」と素朴な疑問。
iPhoneはFlashが見られないのでPCサイトが全て見られるわけではない。
なのでmixiなどもアプリ経由で見るようになっているのだろうが、マルチタスクもないしアプリ起動も遅いのでご不満の様子。
ケータイ文化で育った人たちに質素な?スマートフォンを勧めるのは難しそうだ。
最近は女性にも人気だとiPhone派の人は言うのだが、だからといってレート・マジョリティー層が増えたとは思えない。
まだまだ契約シェア1%内外なのだから、同ひいき目に見てもアーリー・マジョリティー層が手を出したと見るのが正しいだろう。
続く…
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