ゲームマシン

携帯電話としての機能的問題が指摘されるからか、iPhoneをゲームマシンとして？評価する動きもある。
ただこれ、キーがないのでゲームはやりにくいと思う。

画面を手で覆いながらのプレイが出来ないことはないが、せっかくの表示領域を隠すことになるしタッチする部分を見なければいけないのでゲーム画面を注視するというわけにも行かない。
実際問題としてDSの方がずっとゲーム向きというか、ゲームマシンなのだから当たり前なんだけど。

あれはいつ頃だったか、901iの頃だったか、当時ドコモに籍を置いていた夏野氏はケータイがゲームマシンになると言った。
だが当時のiアプリは容量制限も厳しく、動作速度にしても決して褒められるものではなかった。
なので高速描画の必要なタイトルは機種限定で公開されたりしたものだ。
それでもGBAを超えたとかファミコン並みの描画が出来るとかと宣伝したが余り受けなかった。
ようするにゲームをやるなら何もケータイを引っ張り出してくることはないでしょうと言うことで、むしろ通常のゲーム機にはない通信機能を活かしたゲームの方が良いのではないかと思ったものだ。
そのゲーム機の方もWiFiインタフェースが実装されるなど進化をしている。

iPhoneがゲームを売りにする、それはもう何年も前にドコモがやり終えたこと。
しかし行き着く先がゲームであるという部分に、ケータイやiPhoneの使い方の狭さを見るような気がする。
暇つぶしにゲーム、ゲームを楽しむためのゲーム、それらを求める若年層にiPhoneを売るには機能が足りない。
メール関係の振り分けや鳴り訳、HTMLやFlash対応を強化した上での付加価値としてゲームマシンに近づけるのは間違いではないとは思う。

ここ何日かDSでゲームをいじってみた、その感想がiPhoneよりはゲーム機の方がゲームには相応しいな、だ。
そりゃあ当たり前でしょうと言うなかれ、ゲーム主体でiPhoneやTouchを売ろうとする傾向にあるのだから。

アプリは何の役に立つものなのだろうか。
私はiRemoteやmobile2pcがもっとも頻繁に起動されるもので、他には関数電卓やPOPメーラ、Felica関係の残高確認やポイント確認程度だ。
金融取引系のアプリも使うが、まあアプリがなくてもそう不便なものではない。
地図はアプリを使った方が表示がスムーズだ。