携帯電話基地局数

ドコモ、au共に増局ペースは変わらずといった感じ。
一時期はドコモの半分程度の基地局数のあったSBMだが、今やその割合も45%台に低下してしまった。

加入者はろくに増えていないのにせっせと基地局を作るドコモとau、対してSBMは加入者は数字の上では増えているのに基地局は余り増えない。
千の位の概算ではドコモが8.7万でSBMが3.9万、auは4.3万になる。
SBMとしては借金返済が第一で、借金が無くなればインフラ部分は別会社に売り払ってと。
と思っているかどうか分からないが、完済までの道のりは未だ長い。
そもそも社債などを発行して借りたカネで借金を返済しているのだから、余程儲けないと利息支払いだけで大変な事になる。
そう考えると次世代投資も余り積極的には行えないだろう。

移動体にしろ固定にしろ、通信会社は常に設備投資に追い回されていると思う。
進化が止まっていればそれで終わりなのだが、残念ながら世の中はそうではない。
設備投資をやめるとどうなるかはYBBを見れば分かるだろう。
結局自前でFTTH整備が出来ずに、あれだけ文句を言っていたNTTのフレッツファミリーに入れて貰うことになった。
SBMにしても、PC定額は出来ずにEMネットワークを借りることになった。

SBMも顧客獲得費用を節約すれば設備投資に多少のカネは回せるだろうが、それでは自慢の純増数にひびが入る。
iPhoneの投げ売りもやめたいところだろうが、新型まで未だ半年もあるとなると投げ売る以外に道がない。
初代iPhone3Gは未だに在庫が無くならないようだし、孫さんも心の中では「こんなに売れないとは思ってなかった」とつぶやいているかも。