- 2010年1月 9日 12:05
インドで売るトヨタ車Etiosは現地価格の日本円換算100万円以下を実現した小型車だ。
徹底したコストダウンはトヨタの得意とする所でもあり、部品コストのみならずその部品の輸送コストにもメスを入れたという。
輸送コストを下げるために部品のサイズを制限し、その部品のサイズに合わせてクルマを設計する。
確かにトヨタは部品の共通化などで、まずは部品ありきの設計に慣れていたからこそ出来たのかも知れない。
そう考えると、自動車ってものは走行性能がベースにあったり、デザインがベースにあったり、燃費性能などがベースにあったり、そしてトヨタのように部品の仕様から設計されるものもあるということになる。
海外にデザイン外注を行った日本の自動車メーカに対して、そのデザイン企業は「コスト制約が厳しくてデザインがデザインではなくなる」と不満を漏らした。
デザインとはある意味贅沢なものなのだが、その贅沢さや無駄をそぎ落とすのが日本車の作り方だったからだ。
同じ外寸ならば室内体積が広い方が良い。
ゴルフバッグが何個積めるかが競争になり、カタログを飾る。
平均走行速度の違いもあるが、何でも床下に追いやってしまうのも日本車風かも知れない。
これも(空気抵抗係数などより)車室内寸法重視の表れである。
新興国においては価格は極めて重要なのだが、クルマの車としての運ぶ能力もおそらくは重視されると思う。
その意味では日本車の力を発揮できる土壌がインドにあるのかも知れない。
残念ながら中国では出遅れ感のあるトヨタ、インドで成功するか否か。
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