- 2010年1月 9日 14:05
財務大臣が替わった。
藤井財務大臣は健康上の理由での辞任となったわけだが、思うような事が出来なかったから不満が募ったとの見方も多い。
就任当時から円高容認派であり、円高容認発言で為替は動いた。
当然こうなると輸出企業は少なからずダメージを受けるわけで、多少回復傾向にあると見えていた日本経済は再下落となる。
おそらく藤井大臣には発言の修正を求める声が届いたはずで、その後円高が良いと言ったわけではないとか何とか言い訳をした。
強い日本(の通貨)を望むのは古いタイプの人間に多いと思う。
産業や経済のバランス云々ではなく、常に強い円でありたいとするタイプに人間だ。
もちろん介入してでも円安誘導するのが良いのかどうかと言われるとそれも疑問なのだが、なにも自国の経済状態を悪化させてまで円高誘導もないだろう。
米国も当初は強いドル(と言っても米経済自体が悪くなっていたので上がらなかったが)をと言っていた。
しかしここ最近は(ドルが少し上がってきたのを受けて)ドル安容認発言が目立つようになった。
結局自国通貨を安くしたいと思うのはどこも同じだということだ。
財務大臣が菅さんに変わり、円安誘導発言で為替は円安方向に50銭ばかり吹っ飛んだ。
まあ藤井さんの時の円高発言を是正して元に戻ったというか何というか。
いずれにしても経済界は喜んでいるだろう。
少なくとも90円を超えていれば輸出企業は何とかなると思う。
円高派のアナリストは、ドルは80円では高すぎる、50円辺りがちょうど良いと発言していた。
年内に50円に到達するには相当な下げを演じなければならないし、もしもそうなったら輸出関連企業はひとたまりもないだろう。
一方で冷静派は90円から100円のレンジをみる。
日本経済の回復が遅れる一方で米経済は明確に改善に向かっている。
そうなれば日米間の金利差が開くことは容易に想像でき、円を売って高金利なドルを買うというのがこれも自然な流れだからだ。
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