- 2010年1月11日 11:06
スタンダードな形状として存在する18650型のLi-ion電池。
日本EVクラブが作ったEVは、この充電済み電池を大量に車に積み込んでみた。
一つの理由として、18650は量産効果でコストが安いのだそうだ。
http://e2a.jp/review/100106.shtml
記事中にも書かれているが、Ni-MHにしてもLi-ionにしても或いは鉛にしたって用途別に設計が異なっている。
寿命や安定性を重視すればエネルギ密度は小さくなってしまうし、逆に携帯電話用のように小型軽量低価格化を一番として考えると1年程度の寿命になる。
従って単に価格だけで18650を大量に使った方がお得と言うことにはならないとは思うのだがどうだろうか。
体積あたりの容量にしても小型電池を多数並列にするより大型電池を使った方がお得だと思うし、電池の管理も楽だろう。
自動車用として考えると、ものすごいパワーのものを積むわけだから安全性も十分に考慮されるべきだ。
一昔前と違って、エンジンルームにぎっしり機器を押し込む現在のクルマは燃えやすくなっている。
自分自身が発火しなかったとしても、他車の輻射熱で危険にさらされるかも知れない。
寿命が1/3しかなくても、価格が1/10ならば使う価値があると考えるメーカがあるかも知れない。
どうせ電池は消耗品で補償対象外、交換コストは利用者負担だと割り切れればイニシャルコストを下げた方が車は売れそうだ。
平均的走行距離が年間1.5万キロといわれるガソリン車なのだが、都市部における個人所有のチョイ乗り用途に限れば年間5千キロも乗らないと思う。
そうなると充放電回数が減るから寿命は長くなる。
これが5年なり7年の寿命を持ったとすると、つまり2.5万km〜3.5万km走行距離相当だったとすると悪くはない。
それでいて、従来は200万円分の電池といわれていたものが30万円で済んだとしたらどうだろうか。
残るは安全面での話だけなのだが。
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