- 2010年1月31日 11:05
傾斜型パケット定額プランを提供するauやSBMに対して、ドコモは長らく固定料金制を採ってきた。
上限額は他社より安いものの、使おうが使うまいが定額は頂きますよという完全定額制だ。
auは傾斜型定額制で多くの加入率を誇った。
使ったときでも上限付き、使わなければ最低料金だけ頂きますという所に安心感が生まれる。
定額料金の安い固定型か、それとも多少高くても傾斜型が良いのかという競争は傾斜型が勝利したと言える。
この流れに真っ向から立ち向かう?のがSBMである。
何とかしてARPUを上げたい同社は、傾斜型パケット料金を固定化することで収益増を目指す。
固定化したからと言って値下げするわけでもないが、これも勢いのあるときにしかできない施策だ。
孫さんは「WiFiを使う人はパケット定額の方も上限まで使っているから問題ない」というがこれは嘘だ。
問題がないのであれば傾斜型で良いはずで、問題があるからこそ傾斜型を廃したのだ。
iPhoneに関しても同様に固定化に踏み切る。
これも、圏外の多いSBMのネットワークを使うならPocketWiFiの方が良い読みたいな話もあり、パケット節約派が増えたためだろう。
また一時期の私のように、家の中でスリープさせているiPhone(安いから買ってみただけという存在)対策もあると思う。
今後もiPhone本体の安価誘導、一括ゼロ円などは十分に考えられるが、安価で買って寝かされたのではインセンティブが回収できない(それでも純増に貢献するのだから良いと思うのだが)話になる。
SBMとしては借金返済もあるので今のままの収益率では厳しくなる。
何とかカネをむしり取るための策を、それがパケット代の固定化ではないだろうか。
ちなみにiPhoneのパケット代上限額は、キャンペーンで下げられていて本来は高い。
従って固定化された代わりに上限額が下げられていると解釈も出来る。
しかし最初のキャンペーンよりはサービス度が下がってきており、これは学割の時と同じだ。
ある程度軌道に乗ったら収益性改善に走るのはauを見習ってのことかも知れないが、がくっと人気を無くすところまで真似しないように頑張っていただきたいものだ。
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