４WS

一時期流行ったなぁ、四輪操舵というヤツ。
リンクのたわみを利用したヤツから油圧制御の凝ったものまで登場した。

4WSを4WS的に見せるには操舵角を大きくしなければならず、しかしそうすると操縦性に影響が出る。
スカイラインなどは油圧／電気制御を使ってブッシュをたわませるような仕組みだった。
初期のものはそれなりに操舵角が大きく、これを一番感じるのが高速道路で横風を受けた場合だろうか。

横風を受けるとそれに流されないようにステアリングで修正するが、4WSシステムはそれをコーナリングとみてしまう。
本来ならば4WSが効かない方が良い直進維持状態なのに、リアが勝手に動いておかしな感覚になる。

その後4WSブームも去った訳だが、BMW535iグランツーリスモはそんな4WS機構を取り入れているのだそうだ。
具体的な操縦性に関しては不明なのだが、このクルマ、5シリーズとは思えない長さなんですけど。
しかもハッチバック的なトランク分離型でないスタイルはパナメーラチックな感じもするし。