- 2010年2月25日 11:09
KDDIはスマートフォンをプライマリケータイと位置づけるにはFelicaやワンセグが必要ではないかという。
確かに日本のケータイはスマートフォン並みかそれ以上の機能を有し、WindowsMobile機などと比較すると自由度が削がれている点に違いがある程度だ。
Xperiaにも興味はあるが、フルサイズ版は少々大きいし、miniはQVGAだし、それにFelicaも欲しいよなと考えるとプライマリにはしにくい。
ようするに日本で売ろうとすれば日本の市場に合わせた形に変化する必要があり、それがいわば独自の進化と変化を遂げたガラパゴスなのではないかと思う。
それは海外製のケータイが日本で売りにくい事にも通じるものがある。
日本のケータイは海外に出て行かないから駄目だとSBMの松本氏は言うが、海外のケータイをそのまま持ってきて大失敗した事業者がある事を忘れているのではないだろうか。
日本のケータイが海外になかなか出て行けないのは、海外のケータイが日本に入ってこられないのと同じだと思う。
右ハンドルの国に左ハンドルの車を持ってきて、さあ乗れと言われても困る。
日本車が世界に進出した陰には、仕向地による様々な仕様の違いをクリアしていった結果だ。
従って日本の高機能ケータイをそのまま海外に持って行っても売れないし、海外に持って行けばそのまま売れるケータイを国内で売っても売れはしない。
それは日本語然り、かな漢字変換然り、その上での機能の充実や高コスト然り、全てが仕向地によって異なるのである。
ノキアは世界シェア約36%、サムスンは同約20%のシェアを持っているが、日本国内シェアは微々たるものだ。
これが、ノキアとサムスンとiPhoneで国内シェアの5割に達するとでも言うのならば大変な事だがそうではない。
松本氏からすればスタンダードモデルを日本のメーカが作るようになれば、それをSBMも買えばいい的な発想だろう。
ドコモのお下がりもいつまで供給して貰えるか解らない現状では、スタンダードでグローバルな、どの事業者も買えるモデルが欲しいのだと思う。
しかし日本には独特の文化がある。
iモード然り、ezweb,Y!然りである。
もう一つの問題、それはSIMロックに関してだ。
SBMはスーパーボーナスによるオーバローン方式で儲けているが、それが崩れはしないのか。
どの事業者にも売るが事業者ごとにロックをかけろとか、又訳の分からない事を言い出そうというのか。
松本氏は背に腹は替えられない事情があるから仕方ないにして、ではジャーナリスト諸氏はどうだろうか。
海外のケータイなぐ日本に入ってこない事はどうでも良くて、日本のメーカが海外進出しない部分を突っつくのかな。
メーカに言わせれば「そんなの勝手でしょ、どこに売ろうが売るまいが」と、なりはしないだろうか。
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