ポリッシャー

昨日も書いたが、リョービの安いポリッシャを注文した。
交換用のスポンジなど数点と合わせて1.3万円ほどだった。
(楽天ポイントは2.3千を超えた!が、ポイントが確定するのはいつなんだろう…)

電気ドリルでのポリッシャがいわゆるシングルアクションで、削れ具合としてはもっとも鋭い。
従って目で見て解る程度の傷などはこれでカバーする事になる。
0.2μm級の、手でこすったのでは殆ど削れない、汚れ落としに毛が生えた程度のコンパウンドにはシングルアクションが良い。
これは例えば洗車では落ちない水垢汚れなどを手で数回ゴシゴシやって落とせる程度のコンパウンドという感じだ。
シングルアクションの場合はスポンジの目が付きやすいので粗いコンパウンドは使いにくい。

ダブルアクションの方は殆ど削れない（手でこするよりは良く削れる）ので、全体を磨く感じに使う。
こちらはスポンジの目が付きにくいので1μm級のコンパウンドでも問題はないと思うのだが、コンパウンドの種類というか製品によって粒状径が同じでも削れ方が違うという話もある。
問題は騒音で、ドリルはまあ良いにしてもポリッシャは結構うるさそうである。

今回電動工具を使う目的は古くなったグラスガードを削り取らなければならないからでもある。
強固に付着しているはずなので手でこすって取るのは大変そうだしムラにもなる。
プロならまだしも、スポンジを押しつける力と移動する力を一定に保って作業をする事など私には不可能だ。
疲れてくれば力が入らなくなるし、手が届きにくいところも力が入らない。

グラスガードは未だ良いとは思うのだが、塗装型のガラスコート剤などはそれを落とすのが相当大変だという。
通常は落とす必要はないと思うのだが、傷やへこみの修理の時に周辺に塗料が乗らなくなるのだそうだ。
結局の所、落ちなくて良い時には落ちず、落としたい時には落ちるコート剤が望まれるという話だ。

鉄粉取りもやるかどうかは迷うところではあるのだが、鉄粉除去ケミカルをかけて反応があるようならそれと粘土で取るか。
フロントドア前部などはブレーキロータの鉄粉が結構付くし。
粘土を使うと粘土での擦り傷が付く。
なので、鉄粉を取ってからコンパウンドで磨かなければいけない。
今回は従来から使っている1μｍのウイルソン鏡面コンパウンドと、さらに細かな0.2μｍ〜0.5μｍのものも試してみようと思う。
濃色車だと1μｍコンパウンドでは磨き傷が気になる（私は鏡面コンパウンドを使っている限り気になった事はないが）可能性もあり、機械磨きなら0.5μｍも行けるかな、みたいな感じで。

なお鏡面コンパウンドで手磨きしてもこのページの一番下の写真にあるような細かな傷はなかなか消せない。
機械磨きするか、もう少し粗めのコンパウンドをかけた後に鏡面コンパウンドを使うとか、さらに細かな目のものを使うとかする必要があるのだろう。
現在は淡色塗装なので傷が目立たず実験にならないのだが、濃色車にお乗りの方は細かな傷の有無が仕上がりに大きな影響を及ぼす事を忘れてはいけない。

結局何が大変かというと下地作りで、これさえ終わればグラスガードの塗りなど全くたいしたことはない。
と言って下地作りをサボるとグラスガードを塗っても全くたいしたことのない仕上がりになる。

結構前の話になるが、ソアラを買った時にさっそくコート剤を塗ったらどうもムラというか拭き取りにくいところがある。
塗面を触ってみると鉄粉が付着していて、当時は粘土など一般には売られていなかったので知人に頼んで切れ端？を貰って鉄粉取りをした覚えがある。
まあディーラにしても立体パーキングに入れたり、整備工場の中などにも入れるだろうし、鉄粉も付くのだろう。
鉄粉チェックはセロハンか、ビニール袋（スーパーの袋のようなもの、コンビニのものは薄いので駄目）を挟んで指で塗面を触ってみればよく分かる。

新車だとディーラなどでワックスを塗ってくれる事もあり、どちらにしても下地を作らないといけない。
塗面にしてもメーカで仕上げた、いわゆる量産レベルでは平面度が足りないのだとは磨き屋の弁だ。
以前にプロに磨いて貰った事(ポリマー)があり、その時に下地作りの大切さを思い知った次第。