- 2010年3月17日 11:07
電力会社は電力線を持っている。
電力線に信号を流せば通信が出来て、既存のインフラの付加価値を高められるのではないか。
こうした研究はかなり以前から行われている。
私も仕事で少し関わった事があるのだが、減衰の少ない帯域を利用して通信信号を流すなどの研究や実証実験が行われていた。
大電力を消費する負荷が動作すると回路のインピーダンスが下がるので信号が吸収されてしまう。
そこでゼロクロス付近の、電流が余り流れていない部分を利用して信号を送るなどの同期方式なども実験されていた。
その後電力線搬送の一種でもあるPLCモデムなどが実用化はされたが普及率は今ひとつな感じがする。
元々電力線搬送は電気メータの検針の自動化が目的であり、電柱に付けられた親機から各家庭の電力メータをポーリングして情報を吸い上げる。
その情報をまとめて、さらに親玉のモデムへと伝送する。
高電圧側は負荷変動が平均化されるので低圧側よりも信号の乱れが少ないという事で、この部分は先に実用化された。
東京電力では2〜3年後を目処に、こうしたスマートメータを設置していくという。
スマートメータの積算電力量は30分ごとに更新され、インターネット経由でそれを見る事が出来るようになる。
電気使用量や電気代をリアルタイムで見せる事が節電に大きく貢献するそうだが、電気屋としては電気が売れなくなって困らないのかな。
電気使用量を増やしたいが為のオール電化推進だと思うのだが…
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