- 2010年3月24日 13:07
携帯電話基地局免許数はドコモが9万を超えたがSBMは4万にも届かない。
SBM独自の、根拠の説明されていない基地局数も5.8万が1年も続いている。
auは4.6万に近付き、大声で叫んだSBMより先に同基地局数を達成する事になる。
SBMはトラフィックの厳しさからかiPhoneの速度規制の話を最近ちらほら聞くようになってきた。
iPhoneでは良い場所を選べばそこそこの伝送速度が出る事は実証済みだが、横浜近辺だとその速度で安定して接続出来るわけでもない。
このあたりはドコモでも似たようなものかも知れないからSBMが極度に劣っているというわけでもないが、少なくともドコモはHSDPA速度以下になる事は皆無だ。
SBMはS-1バトル(既に終了したのかな)をiPhoneで見られるようにしたらしいが、厳しいトラフィックにあって3G網ではアクセス出来ないようにした。
今後ドコモでもスマートフォンが増えてくればトラフィックは厳しくなるだろう。
これを解決するにはマイクロセル化と地上系の増強以外に道はない。
MIMOなどの空間多重も効果を発揮はするが、MIMOと相性の良くないW-CDMA系ではMIMO効率が上がらない。
従ってドコモとしてはLTE化を推し進める以外に道は無いとも言える。
現在の帯域をLTE化するだけで最低2倍の周波数利用効率が得られるからだ。
例えば2GHz帯の20MHz幅の中に2千万人(ドコモの場合は単位帯域あたり100万人を収容しなければならないので)を収容しているとする。
この中の10MHz幅をLTEで使い始めると、同様の混雑具合を想定した場合の許容収容者数は3千万人となる。
LTE化はトラフィックの多い場所から行われ、さらにPC通信などを最初に逃がしはじめるだろう。
こうする事によってケータイユーザへの帯域が確保しやすくなると思われる。
SBMは現在30MHz幅の帯域が使えるので3千万加入がひとつの目安となり、これを超えると新帯域が割り当てられる。
現在のSBMの加入者数は2.2千万以下なので1.5GHzを使い始めればかなりの余裕が出来ると(普通は)考えられる。
ところが2GHzの方は中継局を乱立させてセル半径を広げるなど、各社がマイクロセル化に力を入れている中にあって「画期的な方法」と自画自賛してマクロセルに走ってしまった。
このために周波数利用効率が低下し、セルエッジが出来まくり、現状では手が付けにくいバンドになった。
せめて、せめて中継器をフェムトセルに入れ替えられれば…
SBM自身も以前からそうは言っているのだが、そのフェムトセルもごく一部の地域でトライアルが開始されたに過ぎない。
iPhoneの2010年版が1.5GHz帯に対応してくれれば良いのだが、そうでないと(代替率のきわめて低い)ケータイの買い換えも進みそうにない現状では苦しい事になりそうだ。
もしかして1.5GHz帯移行キャンペーンとかで、ゼロ円+キャッシュバック的な、今のiPhoneの売り方のようなお得な事が起きるかも。
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