- 2010年4月15日 13:06
レクサスブランドのSUVが危険だと言うことで販売中止。
トヨタ車と輸入車を乗り比べたことがある方はすぐに解るとは思うが、ESPやABSの制御がトヨタのものはかなり甘い。
先日のプリウス事件の時にも指摘されたが、比例バルブを使わないコストダウン型のABSは動作時間が遅い。
欧州各社などはいかに短い距離で車を止めるか、ブレーキ性能の向上や制御の高速化を競っているところもある。
BENZなどでもアクセルペダルから足を離して間髪おかずにブレーキを踏むと、急ブレーキと判断してBASを起動するなどしている。
雨天時にはパッドをロータに軽く当てて水滴の付着を防ぐ(飛ばす)ような制御も行う。
たとえ数十ミリ秒の節約であっても、それが命を守るとなればその仕組みを実装する、そんな感じだ。
これに対してトヨタはコストダウンのためにABSの作動時間が遅くなり、400mSもの時間がかかる。
比例弁を使っている方はタイムラグも少ないようだが、リニアソレノイドは価格が高いのでトヨタ的には使いたくはない。
従来のプリウスはリニアソレノイドを多用、新プリウスはこれを廃したために問題が起きた。
100km/hで走行しているとすると400mSは11mの距離になる。
トヨタ的にはこの程度は気にしないと言うことなのだろうか。
ESPに関しても同様に、付いていますよとカタログに謳う程度の性能だ。
年々改良はされているが、最初の頃のものなど特に酷かった。
それもトヨタが世界ではじめて実装した技術ならともかく、欧州では搭載の標準化が進んでいる頃の話だ。
確かにコストは安く作るのだろうが、安全性も安っぽくなっていると思う。
http://mainichi.jp/select/biz/news/20100414k0000e020039000c.html
以前にはホンダのエアバッグがやり玉に挙がったことがあった。
付いているだけで安全に貢献しないと。
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