- 2010年5月 3日 16:03
光の道構想が話題にもなっているが、全国民にブロードバンドをというのは相当難しいと思う。
FWAなどはその構想の一つで、有線回線がない地域は無線で伝送路を確保しようというものだ。
ソフトバンクは、こうしてNTTなり税金なりでインフラを整備して貰い、それを激安価格で使わせろと言う。
以前にも、スーパーには8枚切りのパンしか売られていないが、オレの欲しいのは8枚切りのパン1枚だけだみたいな滅茶苦茶なことを言っていたっけ。
800MHz帯寄こせも同じように、そもそも800MHz帯の割り当てのない事業者を買収しておきながら不公平だ何だと文句を言う。
デパートでウイスキーとブランディーのセットを買っておきながら、セットの中にワインが無いじゃないかと怒りちらしているようなものだ。
つまりは社会主義的に、みんな平等にみたいな事を言う。
その一方で自ら成功を収めた風に見えるものに対しては、BM特許を取りたいくらいだと発言する。
他人のものはオレのもの、オレのものはオレのもの。
中国の権利問題に似ている。
他人の権利を侵害するのは勝手、自分の権利を侵害されたら怒り散らす。
ようするに日本人的な考え方ではないと言うことで、それが(中国も同じだが)急成長につながった。
なので最近ではそんな中国と気が合うのか、何かというと中国を持ち上げてみせる。
だったらFTTHも中国企業に引いて貰ったらいいのに。
おそらく自由主義で自由経済を尊重する人はソフトバンクのやり方を嫌うのではないだろうか。
逆に、社会主義こそ理想の姿だと思っている人は孫さんのビジネス法に違和感を感じないばかりか崇拝するかも知れない。
今やADSLは斜陽だ。
YBBも契約者数減少が止まらないが、自前でFTTHサービスは出来なかった。
ブロードバンド事業は結局累損をカバーできず、新規投資も出来ず、当然FTTHサービスも出来なかった。
勿論フトコロ事情で出来ませんでしたなどとは言わず、NTTが8枚切りのパンの1枚だけを売ってくれなかったからと泣き言を言った。
そのくせ今度はフレッツファミリーに入れてくださいと頭を下げるなど、なんだかなぁという感じ。
M&Aでしか生きていけないソフトバンク故、NTTを買収できないのが悔しくてしょうがないのだろう。
そしてもしNTTがソフトバンクグループになったとしたら、今と言うことは180度変わるだろう。
ケータイ事業参入前と今で全く異なることを平気で言っているように。
SIMロック解除問題でも、マーケットは自由であるべきだと言い政府などからの干渉を嫌っている。
ようするに自分の都合の良いことには都合の良い理由を付けて賛成し、都合の悪いことには屁理屈をこねて反対するという事だ。
普通の人だとポリシーがとかプライドがなんて話になるが、そんなことは全く関係なくその時々に応じて都合の良いことを言う。
これが急成長の秘策なのかも知れないが、何とも。
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